ニコニコ動画での再生回数が130万回を超え、VOCALOID殿堂入りを果たしている人気の初音ミク楽曲「1925」。そんな同曲をエレクトロシンガーのMizcaが大胆にトランスカヴァーし、3月9日の“初音ミクの日”にリリースすることがわかった。

「1925」は2009年10月、作者のT-POCKET氏がオリジナルをニコニコ動画に投稿すると、1週間も経たないうちに10万再生を突破。現在までの再生総回数は130万回を超えるなど、人気曲のひとつとなっている。楽曲のタイトルは1925年の意味で、東京都電（当時は市電）に初めて女性車掌が採用された年のこと。「1925」と名付けられた“車掌風”初音ミクのイラストをオリジナル動画に使用した経緯から、そのまま楽曲のタイトルとなった。

今回、Mizcaがカヴァーする「1925」のシングルジャケットも、オリジナル動画に使用されているイラストの作者chiho氏が新たに書き下ろし。タイプAのイラストにはオリジナルのイメージをそのままに、同じ“車掌風”のコスチュームを着たMizcaを思わせるボブへアの女性が描かれている。また、タイプBのジャケットは同じ背景イラストの中に、似たコスチュームを着用した実際のMizca本人が登場するという趣向だ。

ちなみに、タイプA、タイプB共通のカップリング曲には、「1925」の作者T-POCKET氏が作曲、Mizcaが作詞の「FLY FLY FLIGHT!!」を収録。こちらはプライベートで空港や航空科学博物館に足を運ぶほどの飛行機フリークでもあるMizcaの“飛行機愛”にあふれた楽曲となっている。

なお、3月9日のCDリリースに先がけ、着うたの配信もスタート。2月16日からdwango.jpで、「1925」と「FLY FLY FLIGHT!!」が独占先行配信される。