定番「濡れTシャツコンテスト」で優勝も、16歳と発覚で各方面に波紋。

2011/01/24 11:50 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ノーブラの素肌にTシャツを来た女性が水をかけられ、透けて見えた胸元の素晴らしさ(?)を競う「濡れTシャツコンテスト(Wet T-shirt competition)」。 ヌードになることに抵抗のない、おおらかな女性が多い国民性の欧米では、夏になるとよく開かれている定番のイベントです。

夏真っ盛りの豪北西部ブルームにあるローバックベイホテルでも、昨年の大晦日にこの「濡れTシャツコンテスト」が開催されました。豪紙サンデー・モーニング・ヘラルドによると、そのコンテストで優勝した若い女性は500豪ドル(約4万円)の賞金を獲得したのですが、後に発覚した彼女のウソで、周囲は罰金を課されて大迷惑だったそうです。

実はこの女性、親戚を訪ねてブルームにやって来ていたのですが、まだ16歳だったそう。オーストラリアの飲酒、喫煙、ギャンブルの合法年齢は18歳からで、ホテルのコンテスト会場も未成年者は立ち入り禁止となっており、もちろんコンテスト自体に参加することも18歳未満では認められていませんでした。

しかし18歳の友人の身分証明署を持参していた彼女は、会場に入り込むことに成功。しかも堂々と「濡れTシャツ・コンテスト」にもエントリーし、優勝までしてしまったというわけです。

彼女の本当の年齢が発覚すると、身分証明署を貸した友人には200ドル、コンテスト会場への入場を許可したセキュリティーの派遣先には400ドル、そしてコンテストを主催したホテルにも1,000ドルの罰金が課されることに。ただ、当の女性が獲得した賞金が没収されたかどうかは、現在のところ明らかにされていません。

今回の事件が明るみになって以降、オーストラリア国内では「濡れTシャツ・コンテスト」を不道徳と考える人々から、この種のコンテスト自体を違法とするべきだとの声も挙がっているそう。軽い気持ちで参加したのであろう16歳の行動は、いろいろな方面に影響を与えています。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.