“お金の匂い”で自信がつく香水、米マイクロソフト幹部が休職して開発。

2011/01/23 13:15 Written by Narinari.com編集部

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米国でこのほど“お金の匂い”が含まれているという、その名も「MONEY」なる香水が発売された。体につけると「自信が得られる」(米情報サイトAOLニュースより)と触れ込むこの香水。開発したのは本業を休んでまで商品化へ奔走したという、米マイクロソフトの幹部だ。  

米AOLニュースによると、「MONEY」を開発したのはマイクロソフト営業部門の副社長を務めているパトリック・マッカーシーさん。彼の転機は、ある日本の研究結果を目にしたことだった。それは「労働者が作業する工場内に“お金の匂い”を漂わせたら、生産性がかなり向上した」というもの。この話を知ると自分でも確認するためATMへと走り、お札の匂いをクンクン。すると、新札の匂いが「“ミント”のような」香りを漂わせていると感じたそうだ。

この香りに、預金を増やすほうの文字通り“お金の匂い”を感じ取ったマッカーシーさんは、マイクロソフトの仕事を一時休職。まず最初に香水としての「MONEY」という言葉を商標登録すると、業界内では知られた存在の香水開発者ラリー・マリソンさんに協力を求めようと探し出すことにした。すると、幸運にも「たった3マイル(約4.8キロ)」しか離れていないところに住んでいたことがわかり、彼も協力要請を快諾。マッカーシーさんはここ10年間の香水のトレンドや人気を学び、「ほかの香水の真似にならないような」新しい香水の開発を依頼した。

そして完成した「MONEY」は、男性用と女性用の2種類を用意。淡いグリーンの男性用「HIS MONEY」は「新鮮な海のそよ風と、新札に含まれる木のような香り」が特徴で、ローズマリーや柑橘系の匂いが醸し出す爽やかな雰囲気に仕上がっているという。一方、仄かなピンク色の女性用「HER MONEY」は“お金の匂い”はもちろん、「グレープフルーツとマンダリン」などの匂いを含み、こちらも爽やかな香りが特徴だ。

一瓶で「シュレッダーされたお札500ドル分」の匂いが楽しめるというこの香水は、現在「MONEY」公式サイトにおいて35ドル(約2,900円)で販売されている。「これをつけた人たちは、さらに自信を深めるだろう」とマッカーシーさんが勧める一品は、遠くアフガニスタンで従軍している兵士たちからも注文が寄せられ、「多くの瓶を送った」とも。

効果が本当にあるなら、「MONEY」で自信がつくことで仕事の意欲が高まり、その分、稼ぎにも反映される――という可能性はあるのかもしれない。そして実際に効果を感じる人が増えていけば、今度はマッカーシーさんの懐にも多大なお金が舞い込んでくることだろう。果たして「MONEY」が漂わせる“お金の匂い”が、現実にお金を引き寄せてくれるのか。今後の売れ行きに注目しておきたいところだ。

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