米国におけるマックリブの人気は日本のそれよりはるかに高く、ネットには「全米で過去10日前後にマックリブが販売されていた店舗情報」を紹介する「McRib Locator」なるサイトも存在しているほど。こうしたファンの“マックリブ愛”が米マクドナルドにも届いたのか、昨年11月から期間限定で復活し、約1か月間にわたり全米の多くの市民がマックリブの味を堪能した。そして、これに合わせて米マクドナルドが展開していたのが、「Legends of McRib」なる動画コンテストだ。
その作品は「The Ultimate Legend of McRib」(//www.youtube.com/watch?v=-IhZJ029eXc)のタイトルでYouTubeに公開されている。ストーリーは、友人から「世界中のマックリブがすべて食べられてしまい、レシピも盗まれた」と連絡を受けた男性が、何とか食べたいとネットを使って情報を収集。旅へ出た男性は中米からカナダへと探し周り、なぜか森の中で“伝説のマックリブ”を発見する――というのが大まかな流れだ。作品に使われる「カンフーシリーズやロード・オブ・ザ・リングのサウンドトラック」(シャルロット・オブザーバー紙より)なども、作品の世界観を広げる演出として効果を発揮している。
このわざとらしいまでのストーリーが、「Legends of McRib」というテーマにふさわしいと審査で判断され、フライさんの作品が栄冠に輝いた。受賞の連絡を受けたフライさんは、12月28日、地元のマクドナルドで家族や友人らとお祝いパーティーを開催したそうだ。