「最も重い母」が3万kcalペロリ、目標体重453キロ目指して増量に励む。

2010/12/30 15:19 Written by Narinari.com編集部

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気が付けば2010年も残りわずか。仕事納めも迎え、日ごろの憂さ晴らしとばかりに忘年会やクリスマスパーティーで暴飲暴食をしたという人も多いかもしれない。腹八分目を心掛け、「正月休みで体重が増えた……」とならないように気をつけたいところだ。しかし広い世の中、これ以上太りたくないと願う人もいれば、すでに太っていてもさらに太りたいと考える人もいる。米国には「世界一体重が重い母親」としてギネス・ワールド・レコーズに認定され、現在「世界一重い女性」を目指している女性がいるのをご存知だろうか。この女性は今年のクリスマス、ここぞとばかりに多くの食べ物を頬張り、2時間で3万キロカロリーの食事をぺロリと平らげたそうだ。

米放送局CBSや英紙デイリー・ミラーなどによると、世界一を目指して頑張っているのは、米ニュージャージー州で暮らす43歳のドナ・シンプソンさん。2人の子どもの母親でもある身長160センチ弱の彼女は、2007年に「約241キロ」(デイリー・ミラー紙より)で娘を出産し、「世界一体重が重い母親」とギネス・ワールド・レコーズの認定を受けたタイトルホルダーだ。そして現在、彼女は「世界一重い女性」のタイトルを目指し、さらなる体重増加に励んでいる。今の体重は約292キロ、目標はさらに1.5倍の約453キロだ。

普段は、人材派遣会社の副社長という体重68キロの夫の稼ぎと、自身が開いている会員制有料ウェブサイトからの収入で食費を賄っている彼女。一般女性の推奨摂取カロリーが1日2,000キロカロリーというところ、彼女は毎週約6万3,000円を費やし、1日に1万2,000キロカロリーもの食べ物を口に入れるという。そして迎えた今年のクリスマス、「食べたいときに食べたいだけ食べる」と豪語するシンプソンさんは、お祝いは特別といつも以上の量を用意した。

「このときだけは本当に全力を尽くす」と、クリスマスディナーに並々ならぬ意欲を示していたシンプソンさんが平らげた量は、普通の男性から見てもハンパではない。約11キロの七面鳥のオーブン焼きを2個、約7キロのハム2本と肉が並んだかと思えば、4.5キロのローストポテト、2.3キロのマッシュポテト、ブロッコリー、人参など、野菜だけでもお腹いっぱいになりそうな尋常ではない量。全13品、計3万キロカロリーの食事を彼女は2時間で胃の中に収めてしまったという。

こうした食生活を続けているにも関わらず、「血圧は普通」と健康面には自信を見せるシンプソンさん。それでも買い物にはスクーターが必須で、歩くのも10メートルがやっとというから、ほかの健康面が大いに心配なところだ。

当然ながら、医師からは死の危険も警告されているそうだが、彼女にとっては“世界一”の称号のほうが大事な様子。「誰もが私のことを“病気”と言って見つめるの」と、周囲の視線には気が付いているものの、「いっぱい食べるのは楽しみ。こうしているのは誇りだわ」と語り、彼女はこれからも体重を増やすために食べ続けるつもりだ。

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