映画まねて窓から脱出を図った空き巣男、“縄”が短すぎて御用。

2010/12/26 10:51 Written by Narinari.com編集部

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アクション映画などでよく見かける“窓からの脱出劇”。もちろん、超人でもない限り窓から飛び降りて地上に降り立つようなアクションはできないが、縄を身体に巻き付けて窓から脱出を図る程度なら、成功の可能性はあるかもしれない。中国では先日、映画の影響を受けてこれと同じようなことを試みたものの、失敗に終わった空き巣犯が現れた。

中国紙新京報などによると、この男は12月17日午後2時ごろ、北京の北京工人運動場近くにある高層マンションに侵入。22階の部屋に狙いを定め、金づちやドライバーを使って室内に入り込み、一通り物色して立ち去ろうとした。しかしそのとき、外側からドアのロックがかかっていることが発覚。男はカギを開ける作業中にカギ穴の中でドライバーを折ってしまい、ドアを閉めた際に外側からロックがかかってしまったのだという。  

予想もしていなかった事態に追い込まれた空き巣犯。そこで何を思ったのか、以前観た映画のシーンを思い出し、室内のシーツやカーテンなどで“縄”を作り始めた。そして、それを窓に縛り付け、華麗な脱出を図ったのだ。しかし、22階から4階下がった18階のあたりで縄の長さが足りなくなり、男の脱出劇はあえなく終了した。

結局、この男は18階の住人が帰宅して気が付くまでの約1時間、窓の外で宙ぶらりんになりながら凍りつくような恐怖感を味わっていたそう。最終的に住人から連絡を受けた警察が駆け付け、男を助け出しそうだ。

なお、空き巣に入られた22階の部屋はシーツやカーテンが破られている以外は特に被害はなし。男は警察の取り調べに「逃げるのに不便だから(盗んだ物は)元の場所に戻しておいた」と話したという。

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