耳に41年間忘れ去られた真珠、子どもの頃に押し込み放置されていた。

2010/12/22 09:26 Written by Narinari.com編集部

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まだ幼い頃、小さなモノをいたずらや興味本位で耳や鼻に押し込んでしまい、取れなくなって大騒ぎになった経験がある人もいるでしょう。米ジョージア州アテネにお住まいの男性も、小さな頃に姉が耳に押し込んだ異物を病院で取り出してもらった記憶があるそう。しかし、実はその異物、2つあったことに誰も気が付かず、何十年も経ってようやく発見されたというのです。

米紙アトランタ・ジャーナル&コンスティテューションなどによると、46歳のケヴィン・ライトさんと姉のレジーナさんは、今から41年前のある日、母親の外出中に子守りの女性と留守番をしていました。そして女性が何かをしている間に、ケヴィンさんとレジーナさんは母親の宝石箱を見付けると、中に入っていた真珠のネックレスを取り出して遊び始めたのです。

そこは加減の判らない子どものこと。ネックレスを強く引っ張っれば壊れてしまうということも、まだ理解出来なかったのでしょう。案の定糸が切れ、真珠の玉がバラバラに落ちてしまいました。

そんな状況に、焦って真珠を拾い集めたケヴィンさんたち。しかし、レジーナさんは何を思ったのか、その真珠を弟の耳に押し込んでしまったのです。痛くて泣きわめく彼は、そのまま病院に連れて行かれました。

「病院ではお医者さんが『取れた!』と言って、その後、緑色のキャンディーを2つ貰った記憶があります」というケヴィンさん。この件についてはその後、あまり思い出すこともありませんでした。

ところが、先日気管支炎で病院を訪れたケヴィンさんは、看護師から「耳に何かが詰まっている」と告げられ困惑。さらに医師が取り出したモノを見て、驚愕することになりました。なにしろそれは、うっすらと記憶に残っている、あの真珠とソックリだったからです。

「2つ、入ってたんだ……」。ケヴィンさんはその真珠を受け取って自宅に帰り、すぐさまレジーナさんに電話。彼女も最初は冗談かと耳を疑ったものの、真珠は紛れもなくあのときのモノとわかり、よくこんなにも長い間気が付かずにいたものだと関心したそうです。

「自分の声が聞こえにくいと、いつも思ってはいたのですけどね……」という彼は41年ぶりに異物がなくなった耳で、ご自分の声もきっとよく聞こえるようになったに違いありません。

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