結婚した男性は“女”だった、関係を持ちたがらない夫の入浴時急襲で判明。

2010/12/21 19:06 Written by Narinari.com編集部

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カップルにはいろいろな形があれど、夫婦として結ばれた2人なら、新婚当初くらいは誰もがアツアツの毎日を過ごすもの。しかし、インドで暮らす26歳のある女性は、結婚生活が始まった直後から大きな悩みを抱えていた。1年前に、家族も喜ぶ28歳の好青年と結婚したものの、「宗教上の理由」として“夫婦生活”を完全に拒否されていたのだ。そして先日、夫の入浴中に風呂の扉を開けると、そこには女性の体を持った夫の姿があったという。

インド紙カルカッタ・テレグラフによると、この衝撃の事実に直面したのは、東部オリッサ州ラウルケラで暮らす26歳の女性。彼女は昨年、ラウルケラにある姉妹の家に訪れたときに、“友人”を名乗る28歳の男性と出会った。セールスマンとして働いていたという男性は、出会うなり彼女に猛アタック。彼女のケータイ番号を手に入れると「ときどき電話をかけてきた」そうだが、彼女もまんざらではなかったようで、間もなくプロポーズしてきた男性を家族に合わせたそうだ。

すると、男性は「皆に感銘を与えた」と彼女が言うほどの好印象を残し、家族のハートをがっちりキャッチ。こうして、彼女の家族は2人の結婚に喜んで賛成したという。

ところが彼の身内との顔合わせを要求すると、急に歯切れの悪い態度に。度重なるお願いの末、彼は叔母と兄弟を名乗る人物2人を紹介して何とか彼女を納得させ、昨年9月14日に無事結婚式を挙げた。ちなみに、この結婚式に参列した男性側の親族は、この2人だけだったという。

ラウルケアに新居を構え、一緒に住み始めた2人。しかし、問題は新婚当初から訪れた。夫婦生活を求める彼女に対し、彼は「宗教上のしきたり」を理由に一切拒んだのだ。結婚してから気が付くにはあまりに辛い現実に、彼女は少なからずの不満を抱えていた。

そして今年8月、そうした不満が“疑惑”に変わる出来事が起きる。彼の母親や兄弟と名乗る人たちが2人の家を訪問し、兄弟たちはすぐ帰ったにも関わらず、母親という女性は2か月間も滞在。この母親が結婚生活について、彼女にいろいろと尋ねてきたのを聞いているうちに、彼に疑念を抱き始めたらしい。

その疑いは「彼は、本当は女ではないのか」というもの。疑惑が芽生えてから、何とか真実を突き止めようとさまざまな試みをしてみたものの、なかなかうまくは行かず。「繰り返し失敗した」という。しかし、ある日彼が風呂に入っていたところを急襲。「力の限りドアを開けて」彼の姿を見ると……「最も恐れていたこと」が現実となってしまった。

女性だとバレてしまった“夫”は、泣きながら彼女に許しを求めたそう。ところが同時に、事実を他人にばらせば「自分の兄弟が彼女の家族を殺す」との脅迫もしてきたという。

インド放送局NDTVによると、この出来事の直後に2人は別れ、元“夫”は、彼女名義で銀行からお金を借りて買った車と共に姿を消した。また、結婚時にもダウリーと呼ばれるインドのしきたりに則って、彼女の家族から“夫”は「車と現金を受け取った」(カルカッタ・テレグラフ紙より)が、どうやら実際のところは詐欺師だったらしい。ショックと脅迫で傷ついた彼女は時間をかけてようやく現実を受け止めたようで、警察に相談。現在、捜査が進められている。

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