女子生徒17人に悪魔が憑依? 学校で突然意味不明な言葉&奇妙な行動。

2010/11/22 10:33 Written by Narinari.com編集部

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先日、カリブ海の国トリニダード・トバゴにある学校で、女子生徒17人の意識が突然混濁した状態に陥るという不可解な事件が起きた。生徒たちは意味不明の言葉を発すると共に異常に力が強くなり、学校側は教会から神父を呼んでお祓いをした上で病院へ搬送。幸い身体的に深刻な状態の生徒はいなかったようだが、その様子を目の当たりにしたほかの生徒の間では「悪魔が憑依した」と囁かれているという。   

地元紙トリニダード・トバゴ・ガーディアンや英紙デイリー・メール、米放送局FOXなどによると、この事件が発生したのは11月10日のこと。学校のランチタイムに突然、頭痛と吐き気を訴えた女子生徒17人が奇妙な行動を取り始めた。床の上をゴロゴロと転がったり、口から奇妙な音を発したりするといった常軌を逸したその姿に、周囲はパニックになったという。目撃した男子生徒は「心配していると、女の子たちの目が回り始め、床に体を打ちつけた」と当時の状況を語り、中には手すりを越えて身を投げようとする女子生徒も2人いたそうだ。  

そこで教師と生徒たちが協力して、暴れる女子生徒らの一部を学校の多目的ホールへと連れて行き拘束。このときも女子生徒らは「shebbaberbebeb shhhhee」という意味不明な音を出し、奇妙な言葉で独り言を発していたという。また、女子生徒の力が異常に強くなり、拘束しようとした教師や生徒たちは顔などを蹴られ「多くがアザを作った」ほどだった。

トリニダード・トバゴ・ガーディアン紙には、このとき女子生徒の1人と会話をした男子生徒の話が紹介されている。当時、彼は女子生徒に対して「何が望みなんだ」とたずねたところ、女子生徒は「命が欲しい」と口にしたという。この時点で教師は彼女たちに悪魔が乗り移ったと考え、救急車のほかにカトリック教会から数人の神父を呼び寄せた。

駆けつけた神父は女子生徒たちに聖水を振りかけ、拘束を手伝った生徒らと共に祈りを捧げ、その間に救急隊は学校内の調査を開始。女子生徒たちの異常が環境的要因によるものでないか、いくつか試験を行った。

結局、女子生徒らは病院に搬送されるもすぐに家に帰され、大事には至らなかった。また、調査を行った救急隊のメンバーは、女子生徒たちに異変を来すような要因が「何もなかった」(英紙デイリー・メールより)と語っている。

女子生徒たちの身に起きた奇妙な事件、一部の学校関係者には、今回の一件が“悪魔の仕業”だと思うに至るさまざまな理由があるようだ。ある教師の1人はトリニダード・トバゴ・ガーディアン紙に対し、2週間前に地元の古代宗教信仰者と学校側にトラブルがあったことを告白。また、ほかのある教師は「この学校は墓地だった場所に建てられている」と話したそうだが、これは学校周辺の住民が否定している。

いずれにしても、17人もの生徒が一斉に奇行に出た原因はまだ分かっていない。そのため、しっかりしなくてはいけない教師たちにも動揺が広がっているようだ。

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