一途な“ディズニー愛”が恋で崩壊、全身タトゥー除去&グッズ競売に。

2010/11/18 10:17 Written by Narinari.com編集部

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米国に“ディズニー・タトゥー・ガイ”と呼ばれ、メディアにもしばしば登場していた名物おじさんがいる。56歳のこの男性は、長い年月をかけて全身にキャラクタータトゥーを入れるほど、ディズニーを深く愛してきた人物。しかし今年9月、カリフォルニア州のディズニーランドを訪れた際に運命の女性と遭遇し、彼の“ディズニー愛”は突如終止符を打つことになる。一途な愛が向けられる先はディズニーから女性へと変わり、これを機にタトゥーの除去を開始したほか、膨大な数のディズニーグッズも競売にかけてしまった。

この男性は、ペンシルバニア州ベツレヘムに暮らすジョージ・レイガーさん。米紙フィラデルフィア・インクワイラーによると、彼がタトゥーを入れるようになったのは、18歳のときに映画「ファンタジア」のワンシーンを左腕に入れたのが始まりだった。以来、ディズニー関連のタトゥーを体に入れ続け、首から下は「2,000以上のディズニータトゥー」(米紙オーランド・センチネルより)でビッシリ。頻繁に訪れていた米ディズニーランドやディズニーワールドでは、ほかの客や従業員へ気さくに声を掛ける“ディズニー・タトゥー・ガイ”として有名な存在だったという。

ほかにも東京やパリも含め、数百回はディズニーランドに通ったというレイガーさん。ディズニーアニメのグッズを集めることにも夢中になり、これまでに集めたコレクション約5,000点は、ドアや天井などにミッキーマウスをあしらった彼の「ディズニーハウス」を満たしていた。しかし、それほどまでにディズニーを愛してきたレイガーさんに、今年9月、大きな転機が訪れる。

カリフォルニア州のディズニーランドで、イベントを見るために観客席についたレイガーさんは、隣に座った48歳の女性に心を奪われてしまった。彼女の名前はキャスリーン。彼は地元メディアにそれだけを明かし、恋のいきさつについての詳細は語らなかったが、「彼女がイエスと言えば、いつでも結婚する」と順調な交際へと発展しているという。また、来年1月には彼女が住むマイアミに引っ越すそうで、「完全に恋に落ちた」(フィラデルフィア・インクワイラー紙より)とのろけている。

そんな彼女の存在は、長年にわたって貫いてきた“ディズニー愛”をいとも簡単に崩してしまった。レイガーさんは体に入れたディズニータトゥーの除去を開始。さらにこれまで集めたグッズも競売に出すと決意する。

彼がグッズリストを作るのに3日間もかかったという競売は11月15日に開催。米紙デイリー・ローカルニュースによると、125人の入札者が集まるほど盛況で、この日は400点が競り落とされ、売り上げは6万ドル(約500万円)にもなったという。最愛の女性と出会い、急に人からタトゥーを見られるのが恥ずかしくなったというレイガーさん。今後は堂々と半袖を着てデートができるようになりたいそうだ。



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