「ゼクシィ」が結婚の最新トレンド調査、“披露宴の意味づけ”に変化。

2010/11/15 17:44 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


世の移り変わりと共に、そのスタイルが大きく変化してきた結婚式・披露宴。女性の活躍する場が広がるに連れ晩婚化が囁かれている昨今においては、そのスタイルだけでなく、意味づけにも変化が見られている。そうした結婚式・披露宴の最新のトレンドを探るべく、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)が読者アンケート調査「結婚トレンド調査2010」を実施。その結果を公式サイトで公開中だ。

この調査は、2009年4月〜2010年3月に結婚(挙式、披露宴・披露パーティ)をした、もしくは結婚予定があった「ゼクシィ」読者のうち、地域ごとにランダムサンプリングを行い、調査票を回収した全国7,748人を対象に行われたもの。今回は、2006年に行われた同調査(サンプル数6,135人)の結果と比較することで、トレンドの変化を浮き彫りにしている。

まず、「披露宴を挙げた理由」の比較では、2006年、2010年ともに「親・親族に感謝の気持ちを伝えるため」と答えるカップルが最も多いものの、「友人に感謝の気持ちを伝えるため」に披露宴を行うという人が、2006年の43.4%から2010年は57.4%と増えていることが判明した。

また、披露宴の“演出”にも近年、変化が現れている。例えば新郎新婦がお色直しをして再入場する際に、客席テーブルのキャンドルに火を灯して回るという歴史ある演出「キャンドルサービス」が以前は減少傾向となっていた。具体的には2003年は31.7%、2004年には26.3%まで実施率は低下していたが、そこから再び実施率は伸び始め、2008年は39.7%、2009年には40.0%まで復活している。披露宴は一方的に見せるモノではなく、列席者と共に作り上げていく――そんな想いが演出にも反映されていると言えそうだ。  

それでは昨今の結婚式・披露宴は、いつ挙げるのがトレンドなのだろうか。「ゼクシィ」の調査では11月の挙式件数が断トツで多く、“ジューンブライド”の6月の約2倍超に。上から人気順に並べると、11月、10月、5月、9月、3月、2月、12月、6月、7月、4月、8月、1月の順となった。以前はヨーロッパ発祥の“ジューンブライド”が人気を集めていたが、日本は梅雨真っ只中。挙式のこだわりが定番スタイルから本質へと変化していき、ゲストが参加しやすい季節や、自分たちが一番実施したい時期に式を挙げる傾向が顕著になってきているようだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.