体重160kg超ならバーガー無料、痩せる気のない人には天国なバーガー店。

2010/11/10 17:37 Written by Narinari.com編集部

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体重が増え、ちょっと太ってきたか……と思い始めたとき、体型や健康を気にして高カロリーなモノを避けるなど、食事に気を遣う人は多いだろう。しかし、米国には「そんなことはお構いなし」と言わんばかりのハンバーガー店がある。その名も「ハート・アタック・グリル」。店名に“心臓発作”と付いたこの店は、メニューはハンバーガーにポテトと少ないものの、とにかく量が多く、高カロリーなのが特長。数年前から日本でも何度か話題となったことがあるが、最近また複数の米メディアが紹介したことをきっかけに、再び同国内で注目が集まっているようだ。

アリゾナ州チャンドラーにある同店は2005年にオープン。その過激なコンセプトがウケ、これまでもたびたびメディアが取材に訪れる人気店となっている。「ハート・アタック」と挑発的な名前を掲げるこの店は、ハンバーガーやフライドポテトなど、高カロリーと目の敵にされる商品イメージを逆手に取って宣伝しているのが売り。店が「死ぬほどうまい」と豪語するこの2つのメニューに、コーラなどのドリンク、タバコなども販売している。

メインのハンバーガーは「シングル・バイパス・バーガー」から、4段重ねの「クォドルプル・バイパス・バーガー」まで、サイズ違いの4種類を用意。しかしその大きさはもちろんアメリカンサイズで、シングルでも日本人にとっては当然タフなボリュームだ。さらにフライドポテトは「ピュアラード」、つまり100%のラードで揚げている。

面白いのはこれだけではない。店員は全員セクシーな看護師のコスチュームに身をまとった女性で、店長は医師の格好をした通称“ドクター・ジョン”。今月、同店の話題を取り上げた米ニュースサイトMSNBCでは、4段バーガーを食べた客は車いすで見送ったり、フィルターなしのタバコを販売したりといったサービスを紹介している。また、入り口のドアには衛生局から受けた「この建物はあなたの健康に悪い」との警告が大きく記され、それすらも店の売りになっている印象だ。

さらにそんな同店が行っている特徴的かつ実にアメリカンなサービスが、「体重350ポンド以上(約160キロ)の人はフードメニューを全品無料、無制限で提供する」というもの。ただし店側は、提供している商品を食べた場合の危険性を指摘した上で、「死に至る場合もあるかもしれない」(英ニュースサイト・ニュースライトより)と他人事のように警告している。

好き放題食べてしまうのか、健康を考えて避けるのか、すべて決めるのは客次第。頻繁に通うのは問題ありそうだが、話のタネに1度くらい訪れてみるのは良いかも?

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