“おなら連発”男子に学校が罰、保護者からは「笑うところ」と疑問も。

2010/11/04 12:00 Written by Narinari.com編集部

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生理現象とはいえ、人前でおならをするのは恥ずかしいモノ。自分だけのことならまだしも、音やニオイは周囲を不快にさせるため、立派な大人なら場所をわきまえて迷惑のかからない形で放屁するのが普通だ。そんな常識は誰に学ぶわけでもなく、社会生活を営む中で自然に身についていくことだが、米国の学校では先日、スクールバスでおならを連発した11歳の男の子に学校側が罰を与え、ちょっとした波紋を広げているという。

米放送局FOX系列WJW-TVによると、罰を受けたのはオハイオ州パーマのソリューパーク小学校に通う11歳のクリスチャン・サマーズくん。サマーズくんは先日、スクールバスに乗っている際、数回のおならをした。これで周りの友人たちの「笑いを誘った」そうだが、バスの女性ドライバーには彼のおなら連発がどうにも我慢できなかったようだ。

詰め寄ってきたドライバーに「アクシデントだったんです」と釈明したサマーズくん。しかしドライバーは、学校側が彼に罰を与えるための書類に署名すると通告したそうだ。このドライバーはWJW-TVに対し、「バスに乗っているときにおならをするのはおかしいと思う。私はそれが面白くもないし、ほかの人に対して行儀悪いと言った。それでも、彼は笑ってるんだから」と語り、かなり不快に思っていたことがうかがえる。

結局サマーズくんは、学校の規則違反としたドライバーの報告を教頭が承認し、指定の場所で1時間を過ごす罰を受けるハメに。ただ、彼にとって今回の処分は重くのしかかっているようで、再び同じ違反で咎められた場合には、罰は4〜5日間に延ばされるという。そのため、サマーズくんはいま「お腹にガスが溜まるのを恐れている」状態だそうだ。

今回の学校の対応を巡り、保護者の間からは疑問の声も挙がっている。サマーズくんを知る人は「普通はおならをしたら、くすくす笑うでしょ」(WJW-TVより)と、罰は必要ないとの考え。また、サマーズくんの父親は「私たちだって、そういう状況だったら笑うだろう」(米放送局FOX系列KSAZ-TVより)と、学校側の対応を批判している。

一方、学校側はこの件に関して一切のコメントを拒否。代わりに市の学区担当者がコメントを出し「学生の規律を含む問題は、学区のガイドラインと方針に従って管理され、解決される」と、学校側の対応に理解を示しているという。

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