苦くない「こどもピーマン」開発、アンケートでは80%の子どもが支持。

2010/11/01 16:05 Written by Narinari.com編集部

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野菜に関するアンケートを取ると、常に「子どもの嫌いな野菜」の上位にランクインするピーマン。その独特のピーマン臭や苦みは、子どもたちだけでなく、大人になっても苦手な人は多く、なにかと敬遠されがちな野菜のひとつだ。そんなピーマンを美味しく食べてもらうにはどうしたら良いのか――タキイ種苗は、そうした問題点をクリアする“苦くないピーマン”、その名も「こどもピーマン」を開発した。

「こどもピーマン」は、一般的なピーマンやパプリカとは形状も味も異なり、肉厚でジューシーさを持つ、これまでにない新しいタイプのピーマン。大きさは長さ約10センチ、重さ40グラム程度の使い切りサイズで、果皮はツヤのある濃緑色をしている。従来のピーマンと比べて苦味が少なく、ピーマン臭がない一方で、ビタミンCやカロテンが豊富に含まれており、栄養価が高いことも特長だ。

このピーマンのもとになっているのは、日本では強烈な辛さで知られるメキシコのトウガラシ「ハラペノ」。タキイ種苗は以前からこの品種の美味しさを日本で紹介したいと思っていたものの、辛さがある限り受け入れられないとも考えていた。しかし、メキシコ向けトウガラシを育成・検定していく中で、突然変異で全く辛くない個体を発見。この個体から日本に向く「こどもピーマン」の育成が始まったという。

実際、従来のピーマンとどれほどの違いがあるのかは気になるところだが、同社は小学生(1〜4年生)を対象にした実食調査を実施。すると、81.5%の子どもたちが「生で食べても美味しい」と回答、さらに一般的なピーマンとの相対評価でも79.6%が「『こどもピーマン』のほうが好き」と回答した。

また、調査対象の子どもの母親からは「買いたい」という購入意向が90.7%に上り、その理由として「苦味がなく食べやすい」「子どもが喜んでおいしいと言った」などの声が寄せられている。

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