連日記録的な猛暑となった今年の夏は、例年以上に体がアイスクリームを求めたという人も多いだろう。マーケティング・コンサルティングのビー・エム・エフティーは、そんな2010年の夏に、どのアイスクリームが最も食べられたのかを探るべく調査を実施、「夏味2010 -アイス編-」として結果を発表した。

この調査は15〜39歳の女性500人を対象に行われたもの。コンビニやスーパーで販売しているアイス233アイテム、パーラーのアイス66アイテム、カフェやファストフード店のアイス108アイテム、合計407のブランド・フレーバーについて、「食べたアイス」「食べたいアイス」を明らかにしている。

まず、調査を行った407個のアイスの中で、最も多くの人が「食べた」アイスを調べたところ、トップに輝いたのは森永乳業の「ピノ」だった。全体の43.4％が今年の夏に「食べた」と回答しており、これに赤城乳業の「ガリガリ君（ソーダ味）」、ロッテアイスの「爽（クリアテイストバニラ）」、グリコアイスの「パピコ（チョココーヒー）」、明治乳業の「明治エッセルスーパーカップ（超バニラ）」が続いている。

また、コンビニ・スーパー系、アイスパーラー系、カフェ・ファストフード系の3つのチャネルのアイスを合わせたベスト60の中では、手軽に購入しやすいスーパー・コンビニ系アイスが43個を占める結果となった。

アイスパーラー系のアイスは、ハーゲンダッツとサーティワンの2大ブランドに絞って調査。最も多くの人が食べたのはハーゲンダッツの「クッキー＆クリーム」だったが、2〜5位はサーティワンのアイスが占めている。

そしてカフェ・ファストフード系のトップはマクドナルドの「マックシェイク（バニラ）」で、2位「マックフルーリー（オレオクッキー）」、3位「マックフルーリー（ストロベリー＆ヨーグルト味）」と、トップ3をマクドナルドが独占。4位にはスターバックスの「キャラメルフラペチーノ」が入った。

なお、「今後食べたいアイス」については、コンビニ・スーパー系では「ピノ」「雪見だいふく」の順。アイスパーラー系ではサーティワンの「クリームソーダ」、カフェ・ファストフード系ではマクドナルドの「マックフルーリー（オレオクッキー）」がそれぞれ1位となっている。