高額当せん者の買い方のコツ「10ドル当たったら次は11ドルを使え」。

2010/10/25 14:59 Written by Narinari.com編集部

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夢の一獲千金を掴むチャンスを求め、世界中の人々に人気の宝くじ。何億円という飛び抜けて大きな金額ではなくても、それなりの金額が当たれば誰でも嬉しいところだが、米国にはこれまで7回も高額当せんを果たし、総額100万ドル(約8,100万円)を優に超えるお金を手にした男性がいる。海外のスケールの大きな当せん話に比べればそれほどインパクトのある金額ではないが、この男性は自分が決めたポリシーに則って宝くじを購入。その甲斐あって過去の辛い生活を脱却し、今では繰り返し得た当せん金のおかげで裕福な生活を送っているそうだ。

この男性は米フロリダ州で暮らす、元歌手という経歴を持つ59歳の男性リチャード・ラスティグさん。米宝くじ専門サイトのロッタリー・ポストによると、ラスティグさんが宝くじに当たり始めたのは18年前からで、息子が生まれたその年、彼は「多額の出産費用に直面し、雨漏りする家に住んでいた」というほど、台所事情は苦しいものだった。ところがそんなとき、たまたま1ドルで買ったスクラッチカードで1万ドル(約81万円)当せん。このお金は医療費と屋根の修繕費用できれいに無くなったそうだが、彼の宝くじ人生はここから始まった。

ラスティグさんはスクラッチカードのほか、さまざまなロトくじも購入し、カジノでも楽しんでいると語る「自称ギャンブラー」(米放送局ABCより)。こと宝くじに関しては「1週間毎日」(ロッタリー・ポストより)買い続け、これまでに7度の高額当せんを手にした。中でもロトくじでは、1997年に1万3,000ドル(約105万円)超を当てたのを皮切りに、2002年に約84万ドル(約6,800万円)、2008年に約7万3,000ドル(約600万円)と続々当せん。つい2か月前にも9万9,000ドル(約800万円)を当て、これだけでも当せん金額の合計は100万ドル超に上る。

「みんな私の方法を知りたがっていた」というほど、よく当てると周囲の評判になったラスティグさん。確かに彼は、宝くじを当てるために細かな研究を続け、自分なりの方法を確立してきたそうだ。例えばくじを買うときは、数種類のくじに手を出すのではなく、1種類に集中して当せん率が上がるように工夫。ロトくじを買う際には「同じ数字で勝負」(米放送局NBC系列WIS-TVより)を続けるなど、自分流の“当せんの極意”に沿ってくじを買っている。

そして現在、彼は2万5,000ドル(約200万円)相当のハーレーダビッドソン、8万ドル(約650万円)相当のジャガーを乗り回し、35万ドル(約2,850万円)で家も手に入れた。くじを発行するフロリダ宝くじ事務所には換金のために年数回訪れ、スタッフとも顔馴染みになったという。また、人々からの求めと息子の勧めもあって、彼の“必勝法”を書いた7ページのレポートを30ドル(約2,400円)で自費出版していたそうだが、このほど新たに25ページまで増えたレポートを40ドル(約3,200円)で発売。なかなかの値段にも関わらず、当たれば安いとばかりに「世界中から注文が集まっている」(ロッタリー・ポストより)という。

気になる宝くじを当てるコツについては、「10ドル当たったらポケットには入れずに、次は11ドル分のくじを買うべき」。大きな金額を当てたいなら、少ない当せん金は次に投資するほうが良いと考えており、「もし負けても、損するのは1ドル」と思うらしい。

ただし、宝くじは運に左右されるのは否めず、彼の本を買ったからといって「『誰でも勝てる』とは保証しない」ともきっちり明言。そんな彼が贈る、宝くじ購入に対しての最高のアドバイスは「使える余裕以上のお金を使うな」だそうだ。

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