78歳が18kgのイスで強盗撃退、妻を助けようと“火事場の馬鹿力”。

2010/10/11 12:49 Written by Narinari.com編集部

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まさに“火事場の馬鹿力”だったのでしょう。英国東部サフォーク州ヘイブヒルに住む78歳のジョン・アイヴスさんは、10月1日の夜、自宅で77歳の妻ジューンさんと一緒にテレビを観ていました。

すると、のんびりと寛いでいる時間が一転。突然、覆面をした2人の男が、ドアをこじ開けて家の中に侵入してきたのです。1人の手には、刃渡りが20センチあるナイフも……。ジョンさんはこのとき「まだハロウィンじゃないのにな」(英紙デイリー・メールより)と思ったそうです。

そして男は、驚いて悲鳴を上げるジューンさんにナイフを向けると、静かにするよう命令しました。それを見た瞬間、ジョンさんは妻を助けようと男に飛びかかったのです。

ナイフを奪い取ろうとしたジョンさんですが、そのときは力が及ばず、投げ飛ばされてしまいました。でも、飛びかかったことで男に隙を与え、ジューンさんは逃げることに成功。そしてジョンさんは床から立ち上がると、今度はダイニングルームにある椅子を持ち上げ、強盗を家から追い出そうとしました。この椅子、ドッシリとした作りで、重さは18キロもあるそうです。

そんな“武器”を振り回されたら、さすがにたまったものではありません。お年寄りだと甘く見ていたであろう強盗たちは、押し入ったドアから逃げて行きました。

「いや、確かに重いんだけど、あの時は必死だったからねえ」(英ニュースサイトのスモールニュースワールドサービスより)と事件当時を振り返るジョンさん。本当にご夫婦が無事で良かったですね。

ちなみに強盗たちは、結局金目のモノを手に入れることはできませんでした。警察に通報されないよう時間稼ぎのためなのか、慌てすぎてとっさに掴んだのかは分かりませんが、奪って行ったのは電話の受話器だけだったそうです。

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