車に隠れた猫が112kmの旅、ドライバーは走行中に鳥を轢いたと思い込む。

2010/09/22 11:15 Written by Narinari.com編集部

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猫が車の下に潜り込んでしまい、ドライバーが気付かないまま遠くまで運ばれた……という話はしばしば聞かれますが、先日も米国で、112キロの“旅”をしてしまった猫がいました。目的地に車が到着後、無事救出されたことから、幸運な猫だと話題を呼んでいます。

米ワシントン州のシアトルPIニュースによると、同州ワナッチーという町に住むロブ・トマスさん(45)は先日、仕事関係の会議に出席するため、同町から70マイル(約112キロメートル)離れたモージズ・レイクに向かってトラックを走らせていました。

すると走行中に、突然鳥のような何かがトラックの車体下に飛び込んで来たのが目に入ったのです。ビックリしたトマスさんは、「何かを轢いてしまったかも……」とバックミラーで車体後方の道路を確認。しかし道路に鳥の姿はなく、無事だったのかもしれないと、そのまま走り続けることにしました。

その後、目的地に到着したトマスさんは、念のためトラックの下から車体を覗き込んでみると……。鳥の姿はどこにもなかったものの、部品の隙間から何やらそこにあるはずのないモノが垂れ下がっていました。そして、か細い「にゃあ」という鳴き声も。

垂れ下がっていたのは猫のしっぽ。トマスさんが手を伸ばすとしっぽは隠れてしまいましたが、その数秒後に小さな仔猫がひょっこりと顔を出しました。そして数分後には、怖がる猫を救出することに成功したのです。

「この距離を時速110キロで走行していたんです。よく無事でいたと驚いています。この猫は幸運でしたね」と語るトマスさん。「ラッキー」と名付けられた仔猫は、彼に連れられて動物シェルターに届けられ、一時的に保護されました。

トマスさん、実は猫アレルギーなのですが、「妻がちょうど猫を欲しがっていて。この猫に出会えたのも神様の思し召しなのかもしれません」と、この猫を自分で引き取ることも考えているそうです。

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