喉の治療でヴィドール活動休止、休止前最後のライブで「絶対戻る」。

2010/09/20 02:05 Written by Narinari.com編集部

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ヴォーカルのジュイが喉の治療に専念するため、活動休止を発表していたヴィジュアル系バンドのヴィドールが9月18日、東京・新木場のStudio Coastで、休止前最後のライブ「Vidoll Reset」を実施。先立って行われSOLDOUTとなった名古屋・大阪公演に続き、この日も活動休止前の彼らを見ようと約2,000人近いファンが会場に集結した。

ライブは15日発売のシングル「Crescent gazer」収録のバラード「死兆線」でスタート。古くからファンに支持されている定番ナンバーを中心に、タテノリのハードな楽曲からじっくり聴かせるバラードまで、振り幅のある選曲で彼らの魅力を楽しめるものとなった。中盤ではドラムのテロがキーボードを演奏し、ジュイと2人による「初雪」のピアノVer.を披露。ワンマンならではの演出で観客を引き込み、本編終盤では、映画「ゴスロリ処刑人」(主演:秋山莉奈)主題歌の「ゴシカロイド改」を含む、彼らの得意とする激しいナンバーを立て続けに演奏し、会場を大いに盛り上げた。

そして計3回のアンコール中、2度目のアンコールではヴィドールを応援するファンへのメッセージとして「Crescent gazer」を演奏。続く「我輩ハ殺女成リ」での会場の合唱までの流れは、このバンドとファンの結びつきの強さを感じるシーンだったとも言える。

これまでも本人の公式ブログなどで、活動休止の理由については触れられてきたが、この日最初のMCでは、「今日は終わりじゃないし、本当は手術したくないけど、(喉の不調を)抱えたまま続けてもみんなにも伝わってしまうだろうし、こういう決断をさせて頂きました」とジュイの口から改めて語られた。

ライブの最後には「絶対戻ってくるから待ってろ。また次はもっといいものを見せてあげる。俺の歌はこんなもんじゃないから。手術して、次は、もっともっといい歌を聴かせてあげるから」と力強く言い切り、ステージを後に。ジュイの言葉を信じ、一日も早い回復とバンドの再始動を待ちたい。

なお、活動再開時期は未定だが、来年初旬にはベストアルバムのリリースが決定している。

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