日清食品は9月6日、販売を一時休止していた「カップヌードルごはん」を、27日から近畿地区で販売再開すると発表した。なお、今回再開するのは「カップヌードルごはん」のみで、「カップヌードルごはん シーフード」については「しばらくの間、販売を見合わせます」としている。

「カップヌードルごはん」は電子レンジで調理するタイプの新商品で、8月16日に近畿地区（大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県）で先行発売を開始した。しかし、すぐに当初計画の販売数量を大幅に上回る状況となり、同社は8月20日付けで「一時販売休止のお知らせ」を公式サイトで発表。「このたびやむなく販売を一時休止せざるを得ない事態となりました」と事情を説明し、「できるだけ早い機会に販売を再開させていただけるよう、鋭意努力してまいる所存です」としていた。

今回の販売再開は「供給体制の目処が立ったため」で、販売休止期間は約1か月で解消されることに。ただ、同時発売されていた「カップヌードルごはん シーフード」の販売再開時期は明らかにされておらず、当面は1種類での展開が続くことになる。

カップヌードルの味を忠実にごはんで再現したという「カップヌードルごはん」。スープの味のみならず、めんの味やフライした風味を取り入れるなど、“カップヌードルらしさ”を前面に押し出した同商品に興味津々のファンは多いだけに、早期の近畿地区での2種類販売と、その先にある全国販売が待たれるところだ。