ネット購入の携帯に自分の電番、偶然取引した相手は盗んだ犯人だった。

2010/09/03 11:34 Written by Narinari.com編集部

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米国のある男性は先日、人気のコミュニティサイト「クレイグスリスト」を利用して新しい携帯電話を探していた。そして気に入った端末を見つけて持ち主に注文し、彼のもとに届いたのだが、それを見た男性はすぐにこう思ったという。「これは、自分が持っていた端末じゃないのか」――。

米放送局KTLA-TVによると、携帯電話を盗まれ、新たな端末を求めて「クレイグスリスト」を物色していたこの男性。いろいろと探してみたものの、結局購入を決めたのは、盗まれた端末と同じ機種だった。持ち主に注文すると、問題なく端末は到着。しかし、届いた端末はどうも盗まれた端末に雰囲気が似ている。

そこで端末を調べてみると、出てきたのは自分が使っていた電話番号。男性が何気なくネットで取引した相手は、偶然にも自分の携帯電話を盗んだ犯人だったというわけだ。男性はこれに気が付くと、すぐに警察へ通報。盗んだ携帯電話をそのままの状態で売りさばいていた犯人は、杜撰で計画性のない行動で自ら墓穴を掘ってしまった。

この犯人は、さらなる致命的なミスも犯している。通報を受けた警察は、強盗を重ねていた28歳のニール・ヘフナー容疑者を程なく逮捕したのだが、あっさり捕まえられたのは、男性に端末を郵送した箱に自分の住所をしっかり記入していたため。つまり盗んだ相手に堂々と自分の身元を明かし、証拠の端末を送り付けた形となっていた。

ヘフナー容疑者宅を捜索した警察は、163台の携帯電話のほか、パソコンや財布、ギフトカード、貴重なコインなどを発見し押収。同容疑者がここ数か月にわたり、ロサンゼルス周辺で車上荒らしを繰り返して多くの携帯電話を盗んだと見ているという。

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