「避妊注射打てない」72歳嘆く、薬の処方ストップで“営み”ピンチに。

2010/09/02 17:28 Written by Narinari.com編集部

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中国の海南省で暮らすあるおばあさんは、72歳になった今でも積極的な性生活を営んでいる。しかも、いまだ閉経が訪れず、避妊注射を打って営むほどの熱の入れようだ。

このおばあさんは72歳の顧潔さん(仮名)。顧さんが中国紙海口晩報に語ったところによれば、顧さんと1歳年上の夫は大変仲が良く、若い頃と同様、今でも積極的な性生活を営んでいるそうだ。しかし、ここ最近、これまで使用してきた避妊注射薬を処方してもらえなくなり、「夫婦生活に支障を来す」「妊娠したらどうしようか」と、真剣に思い悩んでいるという。

実は顧さんは、72歳になってもまだ月経がある。すでに2人の子どもがいる顧さんは、1か月に1回、定期的に避妊注射を打つことで、旦那さんとの性生活を楽しんできた。それがつい先日、いつものように避妊注射薬を受け取りに行ったところ、薬剤師から「あなたは高齢なのに、なぜまだ避妊注射薬を必要とするのですか? 何かほかの目的があるのではないですか?」と疑われ、処方を拒否されてしまった。

こうなるとこれまで通りの性生活が営めない。顧さんは愛する夫と円満な性生活を送るべく、政府関連部門を訪問して直接悩みを打ち明けることした。そんな顧さんの熱意が通じたのか、計画出産部門は顧さんを助けるために避妊注射薬を処方するよう手配してくれたそうだ。

そして、この対応に感激した顧さんは、計画出産部門に感謝の言葉を伝えてもらおうと、海口晩報を訪れることに。同紙の記者に思いのすべてをさらけ出し、結果として顧さんの存在は多くの人に知れ渡ることになった。

ちなみに、地元メディアの取材に応じた婦人科医師は、顧さんが70歳を過ぎてもなお月経があるのは、長い間打ってきた避妊注射と少なからず関係があると見ている。顧さんが使用していた薬物にはホルモンが含まれているため月経を維持することもあるが、一方で長期間にわたって利用すると、乳癌や子宮頸癌などの疾病の発病率を上げる恐れがあるそうだ。また、顧さんのように仮に70歳を過ぎて月経があるとしても、妊娠する可能性は極めて低いとも語っている。

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