今敏監督が膵臓癌のため死去、公式サイトに「永眠のお知らせ」更新。

2010/08/25 15:17 Written by Narinari.com編集部

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映画「パプリカ」や「千年女優」などで知られ、世界的に人気の高いアニメ監督の今敏さんが、24日午前6時20分に亡くなった。享年46。公式サイトに株式会社KON'STONEの今京子社長名義で更新された「永眠のお知らせ」によると、膵臓癌(膵癌)だったという。葬儀は今さんの意向に従い、親族のみで行う。       

今さんは「PERFECT BLUE」や「千年女優」、「東京ゴッドファーザーズ」、そして第63回ベネチア映画祭のコンペティション部門に出品された「パプリカ」など、日本を代表するアニメ監督として活躍。昨年11月には最新作「夢みる機械」の公式サイト(//yume-robo.com/)がオープンし、作品の完成と公開が多くのファンから待ち望まれていた。     

闘病していたことは公にされておらず、今さんのTwitterには8月23日午後9時40分に最後のツイートが残されている。また、公式ブログも23日に最後のエントリー「親切なお節介」が更新されていた。

今さんの訃報はガイナックス取締役統括本部長の武田康廣氏やマンガ家のゆうきまさみ、マッドハウスの関係者などがTwitterで続々とツイート。公式発表を前にネットは悲しみの声で溢れ、海外のアニメ系ニュースサイトでも速報が打たれていた。

ちなみに、公式ブログの6日付けエントリー「捨て神様」には、こう書かれている。「思うところあって身辺整理をしている」「長年の長髪を坊主頭にしたのと同じく、あまりに毎日暑いから身の回りを少しでもスッキリさせたいという気もある」「まことに重要なものとは自分の命とこれまでに身につけて来た考え方や思い出、技術やセンスといったものであり、それに家族や友人がまさに掛け替えのないものだ。他に何が要るだろう?」。        

☆今敏監督の“遺言”
今さんの“遺言”とも言えるメッセージが、25日、公式ブログのエントリー「さようなら」で公開された。(//konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565)

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