【Gamescom】「GT5」にファン興奮、「PlayStation Move」にも高い関心。

2010/08/24 04:31 Written by Narinari.com編集部

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欧州最大のゲームイベントとして知られる「Gamescom 2010」が、8月18日から22日までの日程で、ドイツのケルンで開催された。今回ナリナリドットコム編集部は同イベントを訪問。会場の様子などをお伝えしていく。


◎「PlayStation Move」と「GT5」で盛り上がるソニーブース

ソニーのブースでは、ヨーロッパ・北米・アジア地域で9月、日本で10月に発売される体感型ゲームシステム「PlayStation Move」と、「Gamescom」の開催に合わせて発売日が発表された「グランツーリスモ5」の展示が中心。今回の「Gamescom award」で「PlayStation Move」は、同じ体感型ゲームシステムの「Kinect」(Xbox 360向け)を抑えて周辺機器部門を獲得しており、関心を示す来場客も多かったようだ。

「PlayStation Move」は「Kinect」に比べると若干シンプルで、かつドイツの人気スポーツ・卓球が遊べるMove専用ソフト「スポーツチャンピオン」が試遊できたことも、現地のファンの食いつきが良かった理由のひとつだと考えられる。

そして発売予定が大幅に遅れ、長年にわたってファンが待ち焦がれてきた「グランツーリスモ5」の登場は大きな目玉。「Gamescom award」では「最優秀賞」と「家庭用ゲーム部門」を受賞したキラーソフトは、カーシートの本格的な筐体での出展で、モータースポーツの本場・ヨーロッパのファンを興奮させていた。

実際にフィアットを選択し、東京コースを走行してみたが、その美しさは言うに及ばず。11月3日の発売日がますます楽しみになった。


◎FPSは「Crysis 2」が秀逸

いま、世界のゲーム業界で一番のトレンドであるFPS(First Person Shooting)も、多くの作品が出展されている。実際に試遊した印象では、最も心躍るのが「Gamescom award」で「PCゲーム部門」を獲得した「Crysis 2」だった。ご当地ドイツのCrytek社が開発した人気作品は、いまや“映画以上、実物そのもの”といった使い古された宣伝文句を、もう使えなくするために出てきたのではないかというほどの決定版だ。

ブースではまず、3D対応の予告プレイ動画を見ることで作品の世界観に没入させ、その後、複数同時プレイでの試遊タイムに。しかし、「試遊時間があまりにも短すぎる!」と感じるほど前評判に違わぬ秀逸な出来映えで、このタイプのゲームに慣れていない初心者でものめり込める内容といっても過言ではないだろう。インターフェイスや操作感も直感的に捉えることができ、スピ―ティな展開をさらにスピーディにさせる印象を持つほど、力作と感じる1本だった。

(つづく)



☆以前の「Gamescom」記事
【Gamescom】「ゼルダ」に連日長蛇の列、楽しい雰囲気の任天堂ブース。
//www.narinari.com/Nd/20100814098.html

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