芸能リポーターの梨元勝さんが死去、携帯サイトでは19日に最後の記事。

2010/08/23 07:14 Written by Narinari.com編集部

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6月に肺がんを公表し、闘病を続けていた芸能リポーターの梨元勝さんが、8月21日午前5時19分、肺がんのため亡くなった。東京中日スポーツが一面で伝えているほか、同紙を引用するかたちで、「めざましテレビ」(フジテレビ系)や「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)など、朝の情報番組でも伝えている。(※編集部追記:オフィス梨元も正式に発表)

梨元さんは5月初旬頃から咳が止まらなくなり、検査のため入院。その後、肺がんを患っていることがわかり、6月に病気を公表していた。手術はせずに抗がん剤による治療を選択し、闘病の様子は梨元さんのケータイサイト「梨元芸能!裏チャンネル」で随時報告。病室から芸能記事を執筆するなど取材の意欲は衰えず、週に数本のペースで更新を続けていた。最後の更新は8月19日付けの「ショーケンの恋愛は不滅。熟年のカリスマは変わっていなかった」。以前、対談した際のエピソードを交えながら、萩原健一の衰えぬ魅力を伝える内容だった。

なお、同じく「梨元芸能!裏チャンネル」内にある、娘の梨元眞里奈さんのブログでは、8月16日と17日に「お父さんの味覚」と題したエントリーを更新。抗がん剤の副作用で味覚が変わり、食欲がなくなっていたことを明かしていた。

また、梨元さんはTwitterでも随時治療の状況を明かし、8月16日には、それまでの点滴の抗がん剤をやめ、「今晩から新しい、錠剤での肺がん治療」をステロイドと併用する形で始めたことを報告。しかし翌日、8月17日午後11時39分の「こんばんは、なかなか寝付けません。しばらくテレビ見ます。一人でトイレ行けないのが辛いです。いつも応援メール本当にありがとう!励まされます。頑張りまーす!」が最後のツイートとなった。

梨元さんは1944年東京都中野区生まれ。法政大学卒業後に講談社「ヤングレディ」取材記者、「アフタヌーンショー」(テレビ朝日系)リポーターを経て、「やじうまワイド」や「スーパーモーニング」(同)など、さまざまなテレビ番組を中心に活躍した。

しかし2006年6月に、出演していた情報番組が打ち出した「ジャニーズのニュースは今後一切扱わない」との方針に反発し、降板したことをきっかけにテレビへの露出が激減。以降は当時すでに開設していた「梨元芸能!裏チャンネル」をホームに、ネットを活用しながら芸能スクープを発信し続けていた。


☆東海林のり子「悔しい」

「梨元芸能!裏チャンネル」に参加し、連載記事「現場の東海林です!」や「投稿!東海林STYLE」を担当している芸能リポーターの東海林のり子は、Twitterで梨元さんの訃報に接し、「残念です!」「悔しい」とツイートしている。


☆みのもんた「梨さんだから続けられた」

40年の付き合いだったというみのもんたは、「朝ズバッ!」(TBS系)で梨元さんの訃報にコメント。梨元さんが初めて本を出した際、出版記念の小さなパーティで司会を務めたとのエピソードを交えながら、「普通はこんなに芸能リポーターは続けられない。梨さんだから続けられた。梨さんの人柄だろうね」と、その人柄をたたえた。


☆「梨元芸能!裏チャンネル」が訃報伝える

「梨元芸能!裏チャンネル」では、梨元さんの訃報を伝えるとともに、娘・眞里奈さんのコメントも発表した。「ずっと仕事が忙しく、ほとんど家にいなかった父ですが、この数か月は今までの人生の中で一番、一緒に密な時間を過ごせたと思います」と、闘病によって、眞里奈さんも、梨元さんも今まで以上に家族の“絆”が深まってきたと感じていたそう。そして「あまりにも急で、今はまだなかなか受け入れる事ができませんが、今でも見えない絆で父と繋がっていると信じています」と胸中を告白している。

なお、あわせて公開された編集部から読者へのお知らせによると、サイトは今後も“梨元イズム”を継承し、「芸能界の今」を伝え続けていくという。

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