履いていたズボンで警官攻撃、後頭部にヒットした警官が病院送りに。

2010/08/06 14:43 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国江蘇省南京市で交通違反をした63歳の女性が、自分の履いていたズボンを武器に交通警察に暴力をふるう事件が起きた。女性は周囲の目を気にすることなく、下半身をさらしたまま激しく警官に襲いかかったという。        

中国紙南京晨報によると、この一件が起きたのは8月3日午後1時ごろのこと。客を乗せた電動三輪車が道路を逆走した挙句に、自転車との接触事故を起こした。

事故後、電動三輪車を運転していた女性と自転車に乗っていた人の間で言い争いが始まり、近くをパトロールしていた交通警察が現場に急行。交通警察の調べでは、彼女にタクシーの不法営業と逆走の交通違反の嫌疑がかかり、本格的な取り調べを受けることになった。

しかしこれに彼女は激高。何を思ったのか突然履いていたズボンを警官の前で脱ぎだし、そのズボンを振り回し始めた。相手が女性のため、警官は手荒なことをせずになだめようとしたが効果なし。反撃されないのを良いことに彼女の行動は過激さを増し、停止していたパトカーにズボンをたたきつけ始めたという。

そうこうしているうち、警官の一人が電動三輪車のハンドルを握ったようで、これを見た女性は電動三輪車を没収されると思い込んだのか、今度は警官に襲いかかった。そしてついに女性の振り回すズボンが警官の後頭部にヒット。警官は頭を抱えるようにしてその場に倒れ込んでしまった。

彼女はその後、応援に駆け付けた派出所の人民警察によって取り押さえられたが、それでも下半身はさらし続け、一切ズボンを履こうとしなかったそうだ。騒動を見物していた市民も彼女にズボンを履かせようと尽力したものの、これまた断固として聞き入れられなかった。「ズボンなんて履かないわよ。私は63歳のおばあさん。いったい何を恐れるというの?」と開き直る始末だったという。

最終的に警察側は男性警官では埒が明かないと判断。現場に女性警官を派遣し、何とか彼女を説得してズボンを履かせた。ちなみに、地面に倒れた警官は救急車で運ばれていったとのこと。警官の傷の具合にもよるが、女性は公務執行妨害により、15日間ほど拘留される見込みだという。

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