教授居ぬ間に“銀色部屋”へ改装、学生たちが研究室をアルミホイルで包む。

2010/07/27 15:25 Written by Narinari.com編集部

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米国のある大学教授が1週間の休暇を終えて研究室に行ってみると、部屋中がアルミホイルに包まれキラキラと輝きを放っていた――。そんな学生によって行われた、手の込んだイタズラが話題を呼んでいる。

このイタズラに遭遇したのは、ミネソタ州セント・ピーターにあるグスタフ・アドルフス大学のスコット・バー教授。米紙マンケートー・フリープレスによると、学生たちは教授が留守の間にイタズラを決行し、1週間をまるまる使って天井や壁、椅子、パソコン、ケーブル類やペンなどの細かいモノに至るまで、すべてをアルミホイルで包み込んでしまった。

そして休暇を終えて研究室のドアを開けたバー教授は、目に飛び込んできた一面銀色の世界を見て大笑い。学生たちのユーモアを心から楽しんだそうだ。

実はこうしたイタズラは「私の研究グループの伝統」と教授が語るように、研究室の恒例行事になっているらしい。マンケートー・フリープレス紙には2004年頃にバー教授の研究室に所属していたという卒業生の「伝統が続いていて嬉しい」とのコメントが寄せられており、この頃からイタズラは始まっていた模様だ。

ただ、昨年は何も行われなかったそうで、「ユーモアのセンスがある」と自負している教授は残念に思っていたのか、今年は学生たちのために、自ら「キーを置いて行った」という。

これに学生たちも「(イタズラへの)招待の扉が開かれた」と発奮。昨年の分まで頑張ろうと教授が休暇に入るとすぐに作業に取りかかり、細部まで妥協を許さず徹底的に作業を行った。アルミホイルは学生たちがお金を出し合って調達。約60メートルのロール10本分を使用して完成させたのが、見事なまでの“銀色部屋”というわけだ。

YouTubeにはイタズラを仕掛けたメンバーの一人である女子学生と、仕掛けられたバー教授が感想を語る動画も投稿されている(「Gustavus teacher explains tin fol prank」//www.youtube.com/watch?v=0RbrRiEQK2Q)。「なんでイタズラをするのか」との撮影者の問いに、女子学生は「鍵を置いていったからよ」と笑いながら回答。一方の教授も動画内で嬉しそうな様子を見せており、仕掛けた側も仕掛けられた側も楽しむ、大成功のイタズラとなったようだ。

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