ズボンの油染みで窃盗が判明、マクドナルドのバーガー隠した女を御用。

2010/07/22 13:31 Written by Narinari.com編集部

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店側がミスをしようものなら、容赦なく怒りをぶつける客がいる。もちろん明らかな過失があるならば、店側は誠意ある対応を見せなければならないが、中には因縁をつけて何らかの要求をする人もいたりするから、状況に応じた適切な判断が必要とされるところだ。米国のマクドナルドでは先日、客として訪れた39歳の女が「頼んだハンバーガーが来ていない」と激怒。店員が見ると、2個出したはずのハンバーガーが1個しかなく、女が「もう1つ出せ」と要求したという。実はこの女、店員が目を離した隙に出されたハンバーガーをズボンの中に隠し入れたのだが、店員は女の服に現れた“変化”を見逃さなかった。  

米紙スパータンバーグ・ヘラルドジャーナルなどによると、事件が起きたのは、7月18日午前10時半頃のこと。サウスカロライナ州スパータンバーグにあるマクドナルドに、酔った女が現れた。女は店に入ると、ハンバーガー2つとコーヒー2杯を注文。店員は先にハンバーガー2つを出し、残るコーヒー2つを用意するため、一旦女に背を向けたそうだ。そして店員が再び女の前に戻ると、不思議なことに2つ出したはずのハンバーガーが1つだけに。女は「もう1つよこせ」(米放送局WYFF-TVより)と、店員に求めたという。

しかし、店員は女のジーンズ前面に変化があったのを見逃さなかった。「ハンバーガーをジーンズの中に入れたな」と確信した店員は、女の要求を拒否。すると、女はけんか腰になって店員を罵倒し始めたため、ここで店は警察を呼ぶ。

女性警官が到着しても、依然女のテンションは上がったまま。店員を罵りながら、なおももう1つのハンバーガーを女が要求している姿を警官は目撃したという。そこで、警官は女を外へ連れ出して検査をすることに。そして、この警官もすぐに「ズボンの正面にできた、大きな油の染みに気が付いた」(米放送局FOXカロライナより)そう。それにも関わらず、女は警官に対してハンバーガーを取ったことや食べたことを否定し、しらを切り続けたらしい。

そこへ、もう1人の警官が到着。検査の応援をしようとすると、ここでようやくハンバーガーをズボンから出してパトカーの上に置き、観念したらしい。結局女は逮捕され、「262ドル(約2万3,000円)を払い、その日の夕方に釈放」(米紙スパータンバーグ・ヘラルドジャーナルより)されたそうだ。ハンバーガー1個のために、ジーンズに染みを作ってまで隠したことをメディアに報じられた上、警察に捕まり2万円余りを出費する羽目となったこの女。酒を飲んでいたとしても、もう少しまともな大人になって欲しいものだ。

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