昭文社の大判道路地図「マップル」が復活、創業50周年記念で限定発売。

2010/07/12 17:16 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


主に1980年代から1990年代に多くのドライバーに親しまれていた昭文社の大判道路地図帳「Mapple(マップル)」(B4サイズ)が、最後の発行となった2001年以来、約9年ぶりに復活することになった。復活版「Mapple全日本版」は7月20日に発売で、価格は2,000円(税込み)。

「Mapple」は「地図はリンゴのように新鮮で品質の良いものでなければならない」との意味を込め、昭文社が大判道路地図帳に採用したネーミング。以来、同社の地図・旅行ガイドブック、ウェブ、ケータイ、カーナビ用データなどに「Mapple」のブランドはいまも使われているが、すべての原点となっているのが、今回復活する大判道路地図帳というわけだ。

復活版「Mapple全日本版」は1980年代当時の表紙と地図意匠、ページ構成を精密に再現した懐かしさ溢れる仕上がり。リンゴをあしらった、当時としては道路地図帳とは思えない斬新な表紙デザインと、シンプルな色使いの地図のメリハリが利いた一冊となっている。

大判サイズの良さは、なんといっても一覧できる範囲が広いこと。復活版「Mapple全日本版」では縮尺25万分の1で全国を網羅しており、例えば東京と神奈川を1図面(見開き2ページ)で表しているのも、この判型ならではだ。ドライブや旅のプランニングに使いやすい大きさの地図だが、同社によると「このサイズは残念ながら現在市場にはないので貴重品」だという。

もちろん、地図情報は最新の2010年版。新たな道路ネットワーク、平成の市町村合併ももれなく反映している。

手にすれば懐かしさが込み上げてくるのはもちろんのこと、カーナビ全盛の昨今でも、車に一冊置いておくとなにかと便利そうな復活版「Mapple全日本版」。復活版の発行は今年だけなので、欲しい人はお早めに。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.