ネット要らずのWikipedia端末「WikiReader ウィキリーダー」に日本語版。

2010/07/09 19:34 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


オンラインのフリー百科事典「Wikipedia」のコンテンツを、ネットに繋ぐことなく閲覧できる端末――。そんな電子辞書的に「Wikipedia」を活用できる手のひらサイズの電子事典「WikiReader ウィキリーダー」日本語版を、BLUEDOTが7月21日に発売する。価格はオープン(想定実売価格13,000円前後)。

「ウィキリーダー」は非営利団体ウィキメディア財団の協力を得て、Openmoko社が開発した商品。米国ではすでに英語版が販売されているが、今回登場するのはその日本語版だ。

10センチ角の白い筐体、モノクロ液晶の端末には、「Wikipedia」の日本語版、英語版、中国語版をあわせて約400万の見出し語を標準で収録。3つのボタンとタッチスクリーンにより、複雑な操作を必要とせずに、指先ひとつですぐにいろいろな項目の検索・閲覧が可能だ。

機能的には、記事の中から関連する言葉へ次々とジャンプしていく「ハイパーリンク機能」、過去に表示した記事を履歴一覧からすぐに読み返せる「履歴機能」、端末が無作為に記事を呼び出して表示する「ランダム表示機能」、3つの言語を横断(翻訳)できる機能、子どもに見せたくないような不適切な記事を制限できる保護者制限フィルターなどを搭載している。

スペックは3.6型タッチスクリーン液晶(240×208ピクセル/モノクロ)、外形寸法は100ミリ×100ミリ×20ミリ、重量は約120グラム(電池含まず)、電源は単4乾電池×2本など。駆動時間は1日15分使用した場合の目安として、最大1年間としている。

なお、特設の公式サイトでは、更新されたソフトウェアを年4回以上公開する予定。このデータをダウンロードして更新すれば新しい情報を利用できるほか、将来的にはコンテンツの追加も検討しているという。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.