関西地方を中心にブーム、バンダイが“チリモン”をカプセル玩具化。

2010/06/29 15:23 Written by Narinari.com編集部

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カタクチイワシの稚魚を天日干ししたちりめんじゃこの中に混ざっているイカやタコ、タツノオトシゴなどの海の生物たち。ちりめんじゃこと共に干物になったその姿が、まるでモンスターのように見えることから“チリモン”の愛称で親しまれ、特に関西の子どもたちを中心に人気を呼んでいる。そんなチリモンをバンダイがカプセル玩具化。青、黄緑、黄3色の極小フィギュアで再現した「めざせ!チリモンハンター」を7月10日に発売する。価格は100円(税込み)。

チリモンの愛称は、きしわだ自然資料館ときしわだ自然友の会が名付け親。今回のカプセル玩具化にあたってはそれぞれの監修を受け、ちりめんじゃこやチリモンを細部まで忠実に再現した。

カプセルはちりめんじゃこやチリモンとほぼ同サイズ(約10ミリ〜約25ミリ)のフィギュア約80匹(ちりめんじゃこ約6割、チリモン約4割)入り。実際のチリモン探しと同様に、たくさんのちりめんじゃこのフィギュアの山から、さまざまなチリモンを探して遊べる仕掛けだ。さらにチリモンのマメ知識付きシール(全20種)が1枚入っており、遊びながらそれぞれの特徴や生態を学ぶことができる。

フィギュアはカタクチイワシの稚魚、ヨウジウオ類の稚魚、カニ類のゾエア幼生、ソコシラエビのこども、セミエビ類のフィロゾーマ幼生、ウニ類のこどもなど、全部で20種類がラインアップ。実際のチリモンのように出現率には差を付けており、コバンザメの稚魚などは全体の約5%しか出てこないという超レアな一品だ。

きしわだ自然資料館ときしわだ自然友の会は、生物の実習としてチリモン探しに取り組んでおり、メディアに取り上げられることも多い。「チリモン博物誌」(幻戯書房)、「チリモン図鑑カード100」(偕成社)、「チリメンモンスターをさがせ!」(偕成社)などの書籍類も刊行されている。

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