寝台車“パンツ一丁男”に猛批判、中国のネットで車内マナー問う声が続々。

2010/06/14 15:14 Written by Narinari.com編集部

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目的地までの時間はかかるものの、ゆっくりと横になって眠れる利点を持つ寝台列車。流れゆく夜の車窓を眺めながら本を読むのも良し、友人と夜更けまでおしゃべりするのも良しと、寝台列車ならではの時間の過ごし方があるものだ。しかし、ある程度自由にできる個室の寝台ではなく、一般寝台に乗車した場合は、リラックスしながらもほかの乗客に不快感を与えないよう、最低限のマナーを守るのは当然のことだろう。中国では先日、ネットの掲示板に寝台列車内のマナーを問う写真が投稿された。これにネットユーザーが激しく反応。批判の嵐が吹き荒れている。

問題となっているのは6月上旬にネット上に投稿された、一人の若い男性が寝台に横たわっている複数の写真。寝ているだけなら、寝台列車ならば当然の光景として特に問題視されることはないのだが、物議を醸しているのは男性のその姿――通路にお尻を向け、上半身は裸、ブリーフパンツ一丁という格好だ。また、この男性がどの程度の時間をパンツ一丁で過ごしていたのかは不明だが、起きてもなお服を着ることなく、「パンツ姿で電話をかけていた」という報告も寄せられている。

ネットではこれらの写真に対して「吐き気がする。車内で突然こんな姿を見せられたらどう思うか」「人肉捜索でこの男性の素性を明らかにしてやれ」など、男性に対する怒りのコメントが続出。また、「中国の鉄道部は大喜びだろう。何せ中国の寝台列車がこれほど快適であることをアピールできたのだから」といった皮肉も。ネットのコメントを読む限り、男性はともかくとして、多くの女性にとっては「耐え難い光景」に映ったようだ。

なお、同じ寝台列車に乗り合わせていたほかの乗客からは、この男性に対する苦情は特になかったそう。しかし、鉄道関係者は「列車内は公共の場であり、乗客は自身がどう見られているのか、注意を払うよう希望します。それが文明的な乗車環境を築くからです」と語り、やはりこの男性の格好を快くは思っていないようだ。

「寝台アニキ」という愛称まで付けられているこの男性。自身がこれほどネットで話題になってしまったことに、気付いているかどうかは定かではない。

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