古くから日本にある食材ながら、特に近年はその栄養価が見直され、さまざまな食品に加工されているおから。姿形を変え、主食にもおやつにもなる柔軟さはおからの魅力のひとつだが、そんなおからを麺状にした「サラダdeヌードル」を紀文食品が東北地区〜中部地区で発売した。

「サラダdeヌードル」は、日本人の食物繊維摂取量が必要量の約3分の2にとどまり、目標値に届いていない昨今の状況を踏まえ、豊富に食物繊維が摂取できる食品として開発したもの。1パックには1日の必要量の約3分の1にあたる、レタス約2個分の食物繊維が含まれている。

原材料はおからとこんにゃくをベースにしているため、カロリーが低いのも特徴。1パックあたりのカロリーはわずか43キロカロリーだ。パックにはノンオイルの和風ゆずこしょうドレッシングが添付されており、「サラダdeヌードル」の商品名が示す通り、サラダ感覚での食べ方を提案している。

紀文食品はこれまで豆腐を麺状にした「とうふそうめん風」シリーズ、わかめ入りこんにゃくを麺状にした「磯小鉢」シリーズを展開。今回、新たに「サラダdeヌードル」を加えることで、変わり麺のシリーズを充実していくという。


☆ダイエット食品の分野では以前から
おからで作った麺“おから麺”は以前からネット通販やダイエット食品専門店などで販売されており、低カロリー食品として一部で注目されている。調理法は通常の麺とほとんど変わらないが、焼きそばのように野菜と一緒にソースで炒めたり、「サラダdeヌードル」のようにサラダ風にしたりといった食べ方も可能だ。