2009年に発表され、今年4月1日から国内予約がスタートした日産の電気自動車（EV）「リーフ」が好調だ。販売開始（納車開始）は12月からだが、現時点での予約台数は早くも6,000台を突破。この数字は日産が2010年度の販売目標台数として見据えていた台数で、予約開始からわずか2か月で目標に到達したことになる。

「リーフ」は「走行中の排出ガスがゼロという圧倒的な環境性能」「EVとしては購入しやすい価格」「先進のITシステム」などを掲げた電気自動車。日産によると、価格は376万円〜に設定されているものの、2009年度と同様のEV補助金制度が続いたと仮定した場合には約77万円の補助が受けられるため、実質299万円になる見込みだ。また、電気自動車のため、2011年度までは自動車重量税と自動車取得税は免税、自動車税は購入翌年度に50％軽減される。

予約は今後も引き続き販売会社の店頭で受付。12月の販売開始後は予約順に納車を進め、2010年度中に納車できなかった予約者については、2011年度に入り次第、優先的に納車するという。

なお、個人の予約年齢層の内訳は「60代以上」（34％）がトップ。以下、「50代」（25％）、「40代」（25％）、「30代」（13％）、「20代」（3％）と続いている。