「同病院・同誕生日」の2人が結婚、ともに人生を歩むのは“運命”だった?

2010/06/02 20:59 Written by Narinari.com編集部

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間もなく結婚式を挙げる、米国の24歳のカップルが話題を呼んでいる。高校生のときからの長い交際を実らせて結婚するこの2人は、同じ病院で同じ日に生まれたという“同病院・同誕生日カップル”。生まれながらの運命を感じさせる2人の結婚までの過程は、どのようなものだったのだろうか。

ペンシルバニア州イーストンに暮らすスティーブン・スミスさんと、婚約者のエイミー・シングリーさんは、ともに1986年4月17日生まれの24歳。米地方紙エクスプレス・タイムズによると、2人の交際は、高校生のときに地元の教会での活動を通じて始まった。それまで深い交流もなく、スティーブンさんにとって「同じ誕生日の女の子」程度の認識だった彼女を映画に誘ったことで恋愛関係に発展。すると、エイミーさんも2回目のデートの後、「私にとって最高の人」と感じ、この時点で2人はお互いに運命的なものを感じていたようだ。

しかし、2人の“出会い”はこれよりもずっと前、いまから24年前までさかのぼる。スティーブンさんは双子の弟として、ファウンテンヒルにあるセント・ルーク病院で誕生。同じ日、エイミーさんも母親がこの病院に駆け込み、5分後に生まれたという。さらに母親同士が出産後、同じ病室に入院していたというのも、将来の両家の繋がりを予感させる出来事だ。

ただ、退院後はお互いの家族間に交流があるわけでもなく、教会の活動を通じて存在を知っている程度。イーストンの街でそれぞれの生活を送っていたのだが、まるで惹きつけられるかのように、高校生になった2人は出会うこととなる。生まれた病院が同じという話を知った人は「みんな、私たちが一緒になる運命だったんだと言うわ」と話すエイミーさん。エイミーさんの父親も、早い段階から「いつも、この人がエイミーの相手なんだと思っていた」と、やはり結ばれる運命を感じていたらしい。結婚前から、本当の家族のように彼女の家庭にも受け入れられているスティーブンさんを、父親は「本当にいい奴だ」と絶賛している。

同紙はスティーブンさんの“いい奴ぶり”を示すエピソードも紹介。交際開始1年目の記念日には、「運命」という詩を作ってエイミーさんに捧げ、7年目の記念日には、両親とエイミーさんが外出中の家に忍び込み、彼女のベッドルームに仕掛けを施したそう(※この時点で、すでに家族同然だったと伝えられている)。「彼の愛情を示す表現として」天井にセットされた星々の飾りは、彼女が電気を消した瞬間に輝きを放つという粋な演出。そのサービス精神の旺盛さが、彼女に対する深い愛情を感じさせる。

エイミーさんはそんな彼を「すべてにおいて私を支えてくれる」とぞっこん。一方のスティーブさんも「彼女は私に足りないものを補ってくれる」と評するなど、固い信頼関係で結ばれているようだ。

2人は6月12日に結婚式を挙げ、夫婦として新たな道を歩み出す。人生の始まりから紡がれた物語を、より幸せなものにしていってもらいたい。

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