悪天候で旅客機が空港で足止め、機長が宅配ピザ注文し乗客に振る舞う。

2010/05/27 13:10 Written by Narinari.com編集部

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飛行機の旅は、スケジュールや航路が天候によって左右されてしまうことがあります。そんな予定外の足止めを喰ってしまった場合、仕方がないとは分かっていても乗客のイライラは募るばかり。しかも、機内の狭いスペースに閉じこめられたままだとしたら、さらにストレスが増すのは想像に難くありません。

でもそうした状況のときに、クルーが乗客に対して真心のこもった対応をしてくれたなら、少しでも気分が落ち着くものです。

米放送局ABCによると、先週、米フロリダ州フォート・ランダーレインからコロラド州デンバーまで飛行する予定だったサウスウエスト航空の旅客機は、悪天候のために、目的地とは別のプエブロ空港に一旦着陸することになりました。

旅客機がプエブロ空港に着陸すると、そこにはすでにもう一機が待機しており、さらに後ろには同様の事情で着陸してきた別の旅客機も……。

機長の説明では、再び離陸して最終目的地へ到着するまでには時間がかかるとのこと。これを聞いた乗客は、大きく肩を落としてしまいました。しかし機長はそんな彼らのフラストレーションを少しでも和らげようと、宅配ピザ40箱を注文。プエブロ空港で足止めとなった3機すべての乗客に、機長自らがピザをもてなしたのです。

普段のサービスだけでなく、予定外のアクシデントが起こった場合には、さらに一歩進んだカスタマー・ケアをしようとするサウスウエスト航空のスタッフたち。結局同機は4時間遅れでデンバーに到着しましたが、それに対して乗客からの苦情は少なく、逆に「思い出になるような粋なサービスだった」と、スタッフに感謝していたそうです。

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