近年はインターネットで注文できるサイトもあり、年々便利に、バリエーションも豊富になっている宅配フードの数々。急に食事を用意しなければならなくなったときや、料理を作る気力が湧かないときなどには有り難いサービスだが、そんな宅配フードについて、NTTコミュニケーションズが運営する「OCNブリエ」が「宅配フードサービスの利用実態に関するアンケート」を実施した。

この調査は「OCNブリエ」の読者26,249人（男性18,066人／女性8,183人）から回答を得たもの。まず、最近1年間にどのような宅配フードサービスを利用したかをたずねたところ、全体の55.3％が「利用した」と答え、ジャンルでは上から順に「ピザ」（37.6％）、「お寿司」（25.6％）、「お弁当」（10.4％）と続いた。

年代別の傾向を見ると、全体的に低い年齢層ほど宅配フードサービスを利用している割合が高く、20〜30歳代では約6割が、最近1年間で1回以上は利用したと答えている。また、「ピザ」は若い層に圧倒的な人気。一方、60歳代と70歳代以上では「ピザ」よりも「お寿司」を利用する割合が高くなっている。

次に、最近1年間に宅配フードサービスを利用した人に利用頻度をたずねたところ、最も多いのは「2〜3か月に1回」（31.9％）だった。以下、「半年に1回」（28.4％）、「月に1回」（14.1％）、「月に2〜3回」（8.5％）、「年に1回」（8.1％）と続いている。

さらに利用シーンを探るべく、どのようなときに宅配フードサービスを利用するかについてたずねると、トップは「親族の集まりやホームパーティの時」（47.1％）だった。以下、「料理を作るのが面倒な時」（34.8％）、「誕生日や結婚記念日などのハレの日の食事を用意する時」（27.7％）、「忙しくお店へ買い物に行けない時」（21.6％）、「普段食事を作る人が家にいない時」（10.2％）という結果に。年代別では特に20歳代以下と30歳代で「料理を作るのが面倒な時」の割合が高くなっているのが特徴的な傾向として現れた。

かつては宅配専業のサービスが多かったものの、最近は「モスバーガー」や「フレッシュネスバーガー」「ケンタッキーフライドチキン」などのファストフード、「CoCo壱番屋」や「ガスト」などの外食チェーンも一部のエリアで宅配をするところが増えるなど、ますます便利になっている宅配フードサービス。皆さんは利用している？