米ディズニーランドに「LOST」アトラクションを、ファンが署名運動。

2010/05/20 15:42 Written by Narinari.com編集部

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米国の人気ドラマ「LOST」のアトラクションをディズニーランドに作って欲しい――。そんな嘆願をディズニーにしようと、米国で署名運動が起きていたのをご存知だろうか。インターネットで始まった運動は、5,000人の目標に対して4,815人が署名(※4,8,15は「LOST」にとって意味のある数字)し、5月23日のシリーズ最終回放送を前に、共同クリエイターであるデーモン・リンデロフ氏に提出されたそうだ。

2004年から米放送局ABCが放映を開始した「LOST」。飛行機が無人島に墜落したところから始まったこのドラマは、生存者のさまざまな行動や隠された過去の繋がりなどミステリアスな展開が話題となり、米国をはじめ日本でも大人気になった。2005年には優秀なテレビ作品に贈られるエミー賞で作品賞、監督賞など6部門で受賞したほか、2006年にはゴールデン・グローブ賞作品賞を獲得。新たなシーズンが制作されるたびに視聴者を楽しませてきたが、シーズン6での完結が決まり、5月23日(米国での放映日)の最終回で一連のストーリーに終止符が打たれる。

そんな語り継がれるであろう作品となった「LOST」だが、その凄さを物語るエピソードの1つとなるかもしれない行動がインターネットで起きていた。それが「LOST」のアトラクション設置をディズニーランドに求める署名運動だ。ディズニーランドの世界観に「LOST」のアトラクションというのは不思議な感覚を抱く人もいるかもしれないが、ABCの親会社がウォルト・ディズニー社であることから、この嘆願は始まっている。

インターネット上の署名ページは、テキサス州のジョン・スチューブさんが開設。彼は「LOST」が最高のテレビシリーズの1つと称賛した上で、「ディズニーテーマパークの1つに、『LOST』の島のアトラクションを作るべき」と主張している。ページは少なくとも今年1月までには設置。米情報サイトのザ・ラップの1月5日付記事では、その時点で「約1,500の署名」があったと伝えていた。

この記事のコメント欄には、スチューブさん本人が1月6日に書き込みをしている。「『LOST』でプロデューサーを務めたデーモン・リンデロフ氏もこの嘆願に署名し、Twitterで署名を呼び掛けた」と伝える記事の内容を、本当に本人なのかどうかは不明としながらも「事実」とコメント。同時に、署名運動を伝える記事掲載を受けて、この日には2,800人以上の署名が集まったことを明かしている。また、米情報サイトのムービーラインには、アトラクションのイメージとして「LOST ISLAND」想像図が複数掲載されるなど、一部ファンの間ではちょっとした盛り上がりを見せていたようだ。

そんな署名運動も、今から約1か月前に一応の区切りを迎えた。米紙オレンジカウンティ・レジスターによると、スチューブさんはプロデューサーのリンデロフ氏にメールで嘆願書を提出。ABCのスタッフから「リンデロフ氏のデスクにたどり着いた」というメッセージを受け取ったそうだ。

ただ、その後は一切音沙汰なし。それでもスチューブさんは「1年で最も忙しい時期だと分かってるし、そんなに彼らを煩わせたいわけではない」(オレンジカウンティ・レジスター紙より)と、返事がないことには理解を示している。また、実際にディズニーが動くことには期待していないという。それでも、自分の活動が少なからず反響を呼んだのは嬉しかったようで、もし今後「LOST」関連のアトラクションが登場するとしたら、「確実にクレジットを要求するね」とジョークも飛ばしている。

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