好きすぎて“シュレック結婚式”、緑色の怪物に扮した2人を友人ら祝福。

2010/05/12 12:20 Written by Narinari.com編集部

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大好きな、もしくは大好きだった人との最初のデートの記憶が、何年経っても残っているという人も多いだろう。それが結婚に至った相手との記憶となれば、より特別なものになっているかもしれない。英国のあるカップルは、初デートで映画「シュレック」を観て以来、ともに同作が大好きになった。そこで2人の結婚式では、想い出深く、思い入れのある「シュレック」のキャラクターに自ら扮することを決意。当日はシュレックとフィオナ姫になりきった緑色の新郎新婦を、思い思いの仮装で参加した友人らが祝い、華やかなパーティーとなったそうだ。

一風変わった新郎新婦になったのは、英ウェールズ地方ブリッジエンドで5月1日に結婚式を挙げた、53歳のヴィヴィアン・ウィリアムズさんと33歳のトレイシーさん。2人が結婚式で「シュレック」のキャラクターになろうと思ったのは、初デートの思い出というのが大きな理由の1つだが、別の理由もあった。それは、2人の風貌が「シュレックと王女のように見えると友人らにからかわれていた」(英紙サンより)からだという。

「友人たちは私たちが夜に外へ出かけると、いつもシュレックのように見えるって言ってたわ」(サン紙より)と話すトレイシーさん。ほとんどの人にとって「シュレックに似てる」と言われるのはあまり嬉しくない例えだろうが、2人の場合は違った。ヴィヴィアンさんが「夢中になって映画を見た」と話すほどシュレックが大好きな2人にとって、そっくりと言われるのはまんざらでもなかったらしい。そこで、ヴィヴィアンさんはトレイシーさんにプロポーズをした際に、普段からかわれていたことを逆手にとって、キャラクターに扮する提案をしたそうだ。

こうして5月1日に結婚式を迎えた2人は、首や頭などを緑色にペインティング。耳を付け、赤毛のカツラを被り、シュレックとフィオナ姫になりきって式を挙げた。参列者らもさまざまなキャラクターになりきって2人を祝福。トレイシーさんの友人らは、シンデレラや白雪姫、眠れる森の美女に扮した華やかな衣装をまとい、緑の怪物となった2人を脇から彩る。また、トレイシーさんの父親は「シュレック」に登場するファークアード卿、母親はシンデレラに登場するフェアリー・ゴッドマザーになりきり、2人の結婚式に協力したという。

その後2人は、式場から結婚の書類を提出する登記所まで街中を車で移動。このときには、彼らを見たドライバーたちが車のクラクションを鳴らし、さらには多くの人から写真を求められたそうだ。見知らぬ人たちからも多くの祝福を受ける形になり、トレイシーさんは「素晴らしかった」(英ニュースサイト・ウェールズオンラインより)と、その感動体験を語っている。

結婚式を終えたヴィヴィアンさんは、「トレイシーが通路を歩いてきたときに涙が浮かんだけど、メイクをしてたから泣けなかったよ」(ウェールズオンラインより)とコメント。感動に浸るには難しかったようだが、トレイシーさんは「私がいつも望んでいた、おとぎ話のような結婚式だったわ」(同)と大喜び。新たな思い出となった結婚式のように、今後の2人は明るく華やかな家庭を築いていくに違いない。

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