ピクサーの最新作としての注目はもちろん、世界的な大ヒットを記録した人気シリーズの続編としても話題を呼んでいる映画「トイ・ストーリー3」。今作では3D映画となり、日本でも7月10日から劇場公開となるが、3Dをさらに高画質・高音質で楽しめるIMAX 3D版の公開も7月10日に封切りとなることが決定した。

IMAX 3D版は川崎（神奈川）、菖蒲（埼玉）、箕面（大阪）、名古屋（愛知）にある109シネマズ IMAXデジタルシアターでのみ観られるバージョン。ほかの3D方式をはるかに凌ぐクオリティは評判を呼び、すでに公開された「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」では話題沸騰、「せっかくだからIMAX 3D版を体験したい」と、遠方の劇場へと足を運ぶ人も少なくない。

実際の興行成績にもその反響の大きさは現れ、「アリス・イン・ワンダーランド」は公開直後の2日間で動員14,387人、興行収入3,022万9,400円を記録。「アバター」比161％のオープニング新記録を樹立している。大作が続けて公開されていることもあり、「アバター」が公開された昨年末からIMAX 3D版の認知度も一気にアップ。「トイ・ストーリー3」ではさらに人気に拍車がかかりそうだ。

「トイ・ストーリー3」はリー・アンクリッチ監督のデビュー作。前2作でメガホンを執ったジョン・ラセター監督は、今作では製作総指揮に回っている。登場するウッディやバズ・ライトイヤーといったおなじみの面々はそのままだが、舞台は「トイ・ストーリー2」の10年後という設定。おもちゃの持ち主のアンディ少年は大学進学を目前に控えるまで成長し、ひょんなことからおもちゃたちは託児施設に寄付されることになってしまう。そこに待ち受けていた乱暴な子どもたちとのドタバタや、おもちゃたちの友情が描かれる。