飲酒で多数の問題を起こした英女性に「酒場への入店禁止」命令下る。

2010/04/19 13:48 Written by Narinari.com編集部

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英国では会社員などがランチタイムにパブへ行き、昼食と共にビールを楽しむ「リッキド・ランチ」と呼ばれる習慣があります。時には食べることは二の次、2〜3杯立て続けにビール“だけ”というケースも。酔っ払った状態でオフィスに戻る人も珍しくありません。そのような状態で仕事ができるのか、日本人の感覚からすると疑問に感じるところですが、「リキッド・ランチ」の文化は、そう簡単に廃れることはなさそうなほど浸透しています。

それほどまでに飲酒に寛大な印象のある英国ですが、一方でアルコールの影響下にある人々の犯罪や反社会的な言動に厳しい措置を取る流れがあります。同国では「Drinking Banning Order」という法律が成立。問題のある人物に対しては、最高2年間の「酒場立ち入り禁止令」を課すことができるようになりました。

そしてこのたび、ある女性がこの禁止令の対象になったことが話題を呼んでいます。しかもこの女性、英国内すべての酒場で「入店御法度」となり、これほど厳しい処罰は初めてのケースなのだそうです。

英紙デイリー・メールによると、問題の女性はウスタシャー州ブロムグローブに住む、20歳のローラ・ホールさん。今回下された命令は、彼女の「反社会的な行動」の結果とのこと。どのような問題行動だったのかは「酔っ払った状態で多数の問題」(英紙デイリー・ミラーより)などとされるのみで、ハッキリとは伝えられていませんが、厳しい措置の背景には度を超えた行動があったことがうかがえます。

ただ、この禁止令は今後2年間にわたるものですが、もしホールさんがアルコール乱用の更生プログラムに参加し、それを完了した場合、12か月に減刑される可能性は残されているそうです。

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