パクリ疑惑の上海万博ソングを使用停止、岡本真夜の楽曲酷似の指摘受け。

2010/04/18 06:38 Written by Narinari.com編集部

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「上海万博のPRソング『2010年は君を待っている』が、岡本真夜の『そのままの君でいて』に酷似している」。ここ数日、日本と中国のネットで大きな関心を呼んでいたパクリ疑惑を受け、上海万博の事務局は4月17日、公式サイトでこの楽曲の使用を一旦停止することを発表した。

公式サイトに掲載された発表文によると、事務局は「著作権に関する争いがあることに関心を持った」とし、その上で「この作品の使用を一旦停止することを決定した」としている。完全に「中止する」との表現ではないため、現在、事実関係を確認している段階の模様だ。

今回のパクリ疑惑は中国のネットユーザーの指摘から浮上し、「盗作だ」「こんなことをして恥ずかしい」といった声が上がるなど騒動に発展。これを受け、日本でもネットだけでなく、一般紙やスポーツ紙、テレビのワイドショーなどもこの話題を伝えている。

また、YouTubeやニコニコ動画には両方の曲を重ね合わせて比較・検証する動画「上海万博テーマソングと岡本真夜を比較してみた」も登場(YouTube://www.youtube.com/watch?v=eHgQXGUf2m0 /ニコニコ動画://www.nicovideo.jp/watch/sm10410268)。「2010年は君を待っている」「そのままの君でいて」それぞれの動画も再生回数を伸ばし、日本と中国のユーザーから多くのコメントが付けられている。

「2010年は君を待っている」のプロモーションビデオにはジャッキー・チェンをはじめ、名だたる中国のスターが出演。国の威信をかけたイベントであることをアピールした内容で、3月下旬に行われた万博のプレイベントに合わせて公開されていた。

5月1日の万博開幕が目前に迫った段階で浮上した今回の騒動。事務局はパクリ疑惑を認めるのか、岡本真夜側はどのような対応に出るのか、注目しておきたいところだ。

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