「アニメは、原爆2つでは不足だった証拠」米議員のSNS発言に非難囂々。

2010/03/30 18:51 Written by Narinari.com編集部

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ソーシャルネットワーク上のコミュニケーションは、たとえ知人らに向けたプライベートな書き込みのつもりであっても、他者に伝わってしまう危険性が常に存在しています。また、一度書き込んだ内容は証拠として残る可能性が高いため、それなりの慎重さやマナーが大切です。

しかし、米ニューハンプシャー州のニック・レヴァッサー氏は、そうしたソーシャルネットワークの“作法”や最低限のマナーを守りませんでした。しかも彼は同州代表の下院議員という立場。危うい発言をすることは、政治家生命に致命的なダメージを与えることにも繋がります。

米ニュースサイトのハフィントンポストによると、先日、レヴァッサー氏はSNS「Facebook」の個人ページである発言をしました。米国では近年、日本のアニメやマンガが人気を集めていますが、同氏はそれらについて「アニメは、原爆2つだけではまだまだ足りなかったという証拠だ」とつづったのです。個人のページでの発言だったとはいえ、この反日的なコメントはすぐにメディアにリークされ、全米に伝わることになりました。

どのような流れの中でのコメントなのかは分かっていませんが、この発言をそのまま受け取って解釈すれば、原爆をもっと日本に投下していたなら、日本の文化が発展することもなく、米国に流入してくることもなかっただろう、ということです。

実際、そう受け止めた人は多く、ニュース映像を投稿したYouTubeのコメント欄や米国のブログ、ソーシャルニュース界隈でも、レヴァッサー氏の発言に非難囂々。こうした反応を受け、直後にレヴァッサー氏は該当ページを削除し、謝罪文を発表しましたが、彼の政治家としてのイメージに傷が付いたのは間違いなさそうです。

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