死んだはずの猫が帰ってきた? 埋葬から9か月後の“再会”にビックリ。

2010/03/26 06:47 Written by Narinari.com編集部

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今から9か月前、英国のある家族は愛猫を交通事故で失った。変わり果てた姿となった猫を手厚く葬り、その後の1か月間は悲嘆に暮れていたという。しかしつい先日、一家はにわかに信じがたい連絡を受け、予想だにしなかった“再会”を果たすことになる。

英紙マンチェスター・イブニングニュースによると、グレーターマンチェスターに住むアンジェロ・ペトリロさんの家族のもとから、3歳のオス猫アルフィーが姿を消したのは昨年6月のこと。かわいがっていた猫が家の中にいない。そんな重苦しい空気が家を支配したまま2週間が過ぎた頃、隣人から「アルフィーらしき猫が交差点のそばで死んでいる」と、最悪の知らせがもたらされた。

現場へ向かったペトリロさんは、それがアルフィーだと確認。亡骸を引き取り、家の近くに埋葬したそうだ。

そして昨年11月、ペトリロさん一家は飼っていたもう一匹のオス猫フレディー(5歳)を連れて、1マイル(約1.6キロ)離れた場所に転居。すると、新しい環境でフレディーと生活していたところに、思いもよらない一報が届く。

「赤茶色の猫が暴れながら、家の中に入ろうとしている」。前の家に新たに越してきた家族から、ペトリロさんはそんなテキストメッセージを受け取った。その知らせに「フレディーは家でのんびり休んでいるし、アルフィーは亡くなった」と、自分たちの猫ではない旨を返信したが、さらにその翌日には、かつての隣人からも連絡。その内容は、猫が家に向かって一晩中ニャーニャーと鳴き続け、「正面や裏口に周って家に入ろうとしている」(英紙デイリー・メールより)ことから、ペトリロさんの猫なのではないかとたずねるものだった。

それでも「何かの間違いに違いない」と思っていたペトリロさんだったが、「サンルームに登って寝室の窓から入ろうとしている」という話には耳を疑う。それはアルフィーもフレディーも、前の家でよくやっていた行動だったからだ。

相次ぐ連絡を受けて妻が前の家を訪れると、そこには少し太ったアルフィーの姿。妻がビックリしたのはもちろんのこと、ペトリロさんも二度と会えないはずだったアルフィーとの“再会”を果たした際には、あ然としてしまったという。

交差点で亡くなった猫を見たときには「模様やサイズがピッタリだったから、100%アルフィーに違いないと思ったんだ」(マンチェスター・イブニングニュース紙より)と話すペトリロさん。9か月の間、アルフィーがどこで何をしていたのかは謎のままだが、以前に比べると太って体も大きくなっていたことから、誰かが世話をしていた可能性も考えられる。

ちなみにペトリロさんは、またいなくなってもすぐに見つけられるようにと、2匹の猫にマイクロチップを付けたという。

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