ギャグ商品として販売した「ビール瓶風」哺乳瓶、メーカー激怒で提訴。

2010/03/13 15:57 Written by Narinari.com編集部

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米国にあるベイビー・ビア・ボトル社は、オンラインでビール瓶に似せたプラスチック製の哺乳瓶を販売していた会社。いわゆる“ギャグ商品”“パロディ商品”のような類で、ビール瓶の形状と、実在するビールブランドに似せたラベルを特徴とするものだ。しかし、サイト上で「バドワイザー」に似せた哺乳瓶が販売されていることに、同ブランドの販売元であるアンハイザー・ブッシュが激怒。商標権侵害などで裁判を起こしたという。

米サイトThe Smoking Gunによると、ベイビー・ビア・ボトル社はメリーランド州で事業を行っている会社で、ネットでは「バドワイザー」(アンハイザー・ブッシュ)と、「ミラー・ライト」(SABミラー)に似せた哺乳瓶のギフトセットを19.99ドル(約1,800円)で販売していた。  

これに気が付いたアンハイザー・ブッシュは、3月8日に「子どもの飲酒を助長する」「社会的なブランドイメージを損ねる」と、本社のあるミズーリ州セントルイスの米連邦地裁に提訴。これを受けて、Baby Beer Bottles社のウェブサイトは、3月11日の時点で見られない状態になっている。

Baby Beer Bottles社はサイトに「この商品はギャグの目的だけに利用されるもの」と明記。ラベルも「バドワイザー」風が「バンワイパー」、「ミラー・ライト」風が「リトル・チケ」とブランド名を変えており、あくまでも雰囲気を楽しんでもらうための“お遊び”だったようだ。

ただ、子どもへの危険性については充分認識していたようで、サイトには複数個所に「子どもに飲酒を促す目的はありません」という旨の説明書きも添えられていた。

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