映画館でプロポーズ大作戦、家族ら出演の自作ビデオをこっそり製作。

2010/03/11 10:44 Written by Narinari.com編集部

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35歳の英国人男性ブライアン・ヒューズさんは、4年間交際して一緒に住んでいる8歳年下の恋人ケリー・リチャードソンさんとの結婚を考えていた。そこで、どのようにプロポーズをしようかと思案を巡らせ、映画館で上映前に自分のビデオを流すことを計画。彼女に怪しまれながらこっそりビデオ製作を続けることおよそ4か月、準備が整ったヒューズさんは先日の夜、彼女を「アバターを観に行こう」と誘い出し、地元の映画館へと向かう。こうして、ヒューズさんの“プロポーズ大作戦”は実行の時を迎えた。

館内の照明が少しずつ暗くなり、間もなく映画が始まるというところで、ヒューズさんは「トイレに行く」と離席。彼を見送り、1人席に座るリチャードソンさんは、この後スクリーンに流れ始めた映像に「気絶するかと思った」ほどの衝撃を受けた。

そこに出てきたのは、ルー・リードの「Perfect day」を歌うヒューズさんの姿。1996年に製作された映画「トレインスポッティング」でも使用されたこの曲は、大切な相手と過ごしている日々の生活が“Perfect day”と歌うバラード曲だ。

4か月かけて製作したビデオに出演するのは、ヒューズさんだけではない。歌が流れる約4分間で、お互いの両親や身内、彼女の友人ら、45人がそれぞれのパートを歌った。この4か月間に、ヒューズさんはそれぞれの家を回ったりしてプロポーズビデオへの協力をお願いし、歌っている場面を撮影。しかし、リチャードソンさんとは同居している手前、隠密行動はなかなか難しかったようだ。

デイリー・メール紙には、その間の様子をリチャードソンさんが語っている。頻繁に外出や携帯で連絡をするようになったヒューズさんに、彼女は何か違和感を感じていたそうだ。あるときは家に帰った途端、ヒューズさんが「顔を見るなりドアを閉め」、土曜日には早起きするようになり「柄になく買い物に行こうと言い出した」という。落ち着きのない彼の様子に疑いの念を抱いたリチャードソンさんは、「仕事辞めたんでしょ?」と問い詰めたこともあった。そしてプロポーズ直前には、「母親や友人らも避けている感じがしていた」というが、今思えば「彼の計画がバレるのを恐れたのね」と、ようやく真相がわかったようだ。

流れたビデオを見終わったリチャードソンさんは、彼にスクリーンの前に呼び出され、ダイヤの指輪とともにプロポーズを受ける。彼女は涙ぐみながら迷わず「OK」と答えると、館内で見守っていた観客が喝采。幸せな瞬間を全員で一緒に味わった。「黙っているのは拷問だったよ」と話すヒューズさん、それだけに大成功の結果はこの上ない達成感を感じたに違いない。2人は来年、結婚式を開くという。

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