結婚式の最中に出産始まり大慌て、ウェディングドレスのまま病院へ。

2010/03/05 14:11 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


2月27日に行われた米国のあるカップルの結婚パーティーで、突然新婦の出産が始まった。パーティーの間、出産が差し迫っているとは考えていなかったのんびりとした新婦も、赤ちゃんが出かかっていることに気が付いた親友の指摘に大慌て。ウェディングドレスのまま病院に駆け込み、無事に男の子が生まれたそうだ。

米紙トレド・ブレードによると、赤ちゃんを産んだジェイミー・フィリップスさんは、3月7日の出産予定日を目前にしながら結婚式を強行。それは夫のマークさんとともに、「赤ちゃんが生まれる前に、きちんとしておこう」と決めたため。結婚式は出産予定日間近というタイミングだったものの、ジェイミーさんらは「数日あるから大丈夫だろう」と楽観視していたという。

こうして2月27日にオハイオ州トレドで結婚式を挙げた2人。ジェイミーさんは式の途中から子宮の収縮を感じていたが、「妊娠中に見られる前駆陣痛だろう」と自己判断し、最初の出産の兆候に気が付かず。さらに、パーティーで席に座ってるときに破水も起こしたそうだが、陣痛の痛みをまるで感じなかったジェイミーさんは、「膀胱のコントロールができないなかったのかしら」(トレド・ブレード紙より)と、後に冗談交じりにそのときの様子を振り返っている。

自分の身体に変化が訪れていても、全く気にせずにパーティーを楽しんでいたジェイミーさん。しかし、そばで見ていた親友が異変に気付いた。靴を直すフリをしてドレスの中の様子を確認した親友は、ジェイミーさんのお腹から赤ちゃんが出かかっている状態であることを発見。ここでようやく出産が間近だと理解した本人はビックリしながらも、わざわざ結婚式に駆けつけてくれた100人以上の招待客とパーティーの続行に気を取られ、「どうやってこの場を離れたら良いのか」ばかりを考えていたという。

冷静さを失っている新婦を力強く支えた親友は、本人に代わって緊迫した事態であることを招待客に説明。そしてジェイミーさんは、ウェディングドレスを着たまま病院へと向かった。ちなみにジェイミーさんの身内も「本当に彼らがふざけてるのかと思った」と話しており、親友以外に緊迫感を抱いていた人は、会場には誰もいなかったようだ。

「ウェディングドレス姿の妊婦は初めて」と病院関係者も驚いた今回の出来事。結局、ジェイミーさんは男の子を無事に出産した。夫のマークさんは「妻と息子を得て、これ以上の幸せはないよ」と、感無量の様子だという。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.