昔の恋人が忘れられずSNSで検索、恋の炎が再燃し破局27年後に結婚へ。

2010/02/23 11:53 Written by Narinari.com編集部

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世界で何億人という人に利用されているSNSにはさまざまな魅力があるが、長く連絡が取れなかった知人や友人と“再会”できる可能性を秘めていることもそのひとつ。56歳の英国人男性もある日、Facebookで20代の頃に交際していた恋人の写真を発見し、これをきっかけに“再会”への一歩を踏み出した。多少の躊躇はあったものの、勇気を出してコンタクトを取り久々の対面を果たしたところ、互いに恋の炎が再燃。破局から長い時間をかけて遠回りをしながらも、今年3月に晴れて結婚式を挙げることになったという。

サウスヨークシャー州バーンズリーに住むポール・イートンさんは、2008年のある日、Facebookでかつての恋人の検索を試みた。彼女の名前「ドーン」で検索をかけ、その結果から探していくうちに、見覚えのある女性の旅行写真を発見。そこに写っていた女性は年齢こそ取っていたが、イートンさんが29歳のときに交際していた「ドーン」に間違いなかった。イートンさんは2人の息子を持つものの、妻とは離婚して独身。昔と変わらぬ彼女の姿を見て恋心が蘇り、連絡を取ってみることにした。

別れた当時は携帯電話やインターネットもなく、一度関係を断った相手と連絡を取るのは容易ではない時代。「二度と会うことはない」。そう思って生きてきたイートンさんだけに、元恋人を発見して喜びを感じる反面、「連絡を取ったときはちょっと怖かった」(英紙イーストアングリアン・デイリータイムスより)と、そのときの心境を明かしている。

当時29歳のイートンさんが、21歳のドーン・ピットマンさんと出会ったのは1982年のこと。英紙デイリー・メールによると、イートンさんがピットマンさんの母親が営む宿泊施設を訪れた際に知り合い、交際が始まったという。若い2人は恋愛を楽しんでいたが、結果的に破局に至ったのは「結婚に対する気持ちの差」が原因。順調な交際で結婚を望んだイートンさんに対して、遊び盛りの年頃だったピットマンさんは「落ち着きたくない」という気持ちが強く、交際は1年半で終止符が打たれる。

実質フラれた格好のイートンさんは、その後しばらくピットマンさんを忘れられない日々が続いた。「いつも彼女のことを考えていた」というイートンさんは、別れてから10年以上経ったある日、仕事で近くまで行った際に彼女の実家を訪問。すると、家族から「ドーンは引っ越した」と言われ、ここでようやく「彼女が別の道を歩んでいる」ことを悟ったそうだ。その後、イートンさんは別の女性と結婚し、2人の子どもを授かったものの、夫婦生活は長くは続かなかった。

一方、介護の仕事をしているピットマンさんも、イートンさんからFacebookで連絡を受けたときには特定の恋人はいなかったそうだ。

こうして2008年の大晦日に再会を果たした2人。30年近く会っていなかったにも関わらず、その姿はお互いに「覚えていたまま」だったという。そして若い頃の感情が蘇った2人は、再び交際をスタート。今度はとんとん拍子に結婚の話も進み、今年3月20日に式を挙げる予定だ。

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