興農ブルズの高津臣吾投手が台湾キャンプを報告「大変なことたくさん」。

2010/02/17 04:31 Written by Narinari.com編集部

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1月に台湾プロ野球の興農ブルズへの入団を発表した高津臣吾投手が、2月1日から合流したチームのキャンプの様子を公式ブログで報告している。

16日に更新されたエントリー「台湾キャンプ」によると、興農ブルズのキャンプは、日本よりも1か月近く早い1月11日から始まったそう。日本と米国でプレー経験のある高津投手だけに、「ずいぶん早くからやってるなぁ。アメリカはそろそろ投手陣のキャンプが始まるから、それと比べたら約2ヶ月も早い」と、野球文化の違いに驚いているようだ。

チームに合流して約2週間が経過したが、「まぁ何て言うか……大変なことはたくさんある」と、多くは語らないものの、苦労の連続のよう。キャンプ地の施設面も「決して満足できるもんじゃない。ダッグアウトもロッカーもない。着替えは木陰」と現地の状況を紹介し、「でも思い起こせば20年前のヤクルト西都キャンプも、若手の着替えは木陰だったなぁ……」と、プロ野球選手としての第一歩を踏み出したばかりの頃を思い返している。

かつてはメジャーリーグの一線でも活躍し、“最高の環境”も知る高津投手。現在の環境はそれに比べればまさに雲泥の差だが、決して心折れることはなく、「野球ができるだけでも、幸せに思わなきゃな」と、気持ちを前に向けてシーズンに臨む決意だ。

高津投手は1990年のドラフト3位でヤクルトに入団。これまでホワイトソックス→ノーフォーク(メッツ傘下3A)→メッツ→ヤクルト→ウリ・ヒーローズ(韓国)→フレズノ(ジャイアンツ傘下3A)と渡り歩き、今季所属する興農ブルズが8球団目となる。日本人としては初めて4つのリーグ(日本、米国、韓国、台湾)でプレーした選手になるとともに、台湾でセーブを挙げることができれば、史上初の4つのリーグでのセーブ記録を樹立する見込みだ。

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