愛を育んだチャット相手は彼女の母だった、結婚間近に知り彼氏苦悩。

2010/02/13 12:38 Written by Narinari.com編集部

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Windows Live(MSN)メッセンジャーやスカイプなどのインスタントメッセンジャーは、ビジネスでもプライベートでも活躍するネットの定番ツールのひとつ。中国では「QQ」と呼ばれるインスタントメッセンジャーが使用される頻度が高いが、特に10〜30代の若者の生活には欠かせないツールとなっており、「QQ」を通じて友だちを見つけたり、恋人を見つけたりすることは日常茶飯事だ。しかし、チャットは顔をさらさなくても使用できるために、ちょっと変わった出来事に遭遇することもある。

中国紙華商報によると、29歳の王さん(仮名)と26歳の玲さん(仮名)は結婚を間近に控えたカップル。2人はネットを通じて知り合い、ネット上のコミュニケーションを通じて仲を育み、半年後に初めて顔を合わせたという。そして、約1年間の真剣な交際を経て、このたびめでたく結婚することになった。結婚式の日取りも3月に決定。2人は愛のゴールインに向けて、着々と準備を進めていた。

しかし、玲さんの誕生日の1月25日。2人に友人を加え、明け方まで玲さんの誕生日パーティーを楽しんだそうだが、家路につくとき、王さんは突然ある真相を聞かされることになる。

それは、王さんとのこれまでチャットをしていた相手は玲さんではなく、実は玲さんの母親が代わりに行っていたというもの。しかも、一度や二度のことではなく、玲さん曰く「かなりの回数」。王さんは何が何だかわからなくなり、その後は多くを語らず、帰宅したという。

婚約者から聞かされた衝撃の事実は、王さんにとって想像以上の重荷となった。その日から寝付けなくなり、仮に婚約しているとはいえ、彼女のことがにわかに信じられなくなってしまったのだ。自分のパソコンの電源を入れてはチャットの記録を読み返し、どの発言が彼女で、どの発言が彼女の母親のモノなのかを考えたり、2人の“大胆なやり取り”を読み返しては、恥ずかしい気持ちにもなった。

その後も悶々と過ごした王さん。しかし、このままではらちが明かないと思ったのか、1月28日、王さんは勇気を出して玲さんに問いただした。「僕たちは大人だ。誰にもプライバシーはある。相手が例え君の母親であろうとも、僕のプライバシーを侵害したことに変わりはない」と。しかし、肝心の玲さんは「私たちはもうすぐ家族になるのというのに、なぜそんなことを気にするの?」とどこ吹く風。挙句の果てには、王さんに何か別の事情があり、そのようなことを口に出しているのではと、かえって疑われる始末だったという。

玲さんは「お母さんは私と彼の間のことはすべて知っています。私たちの今があるのは、お母さんの承認と支持があったからこそ。もしこれに彼が文句を言うならば、彼の心に問題があると言わざるをえません」(華商報より)と語り、反省の色は全くなし。一方の王さんは「僕はただ彼女に誤りに気付いて欲しかっただけ」(同)と、2人の関係に亀裂が入ることは避けたいようだ。

この件について意見を求められた弁護士の見解は「玲さんと母親の行為はプライバシーの侵害に当たり、悪意はないかもしれないが、男性に一定の被害を与えたことは否めない」(華商報より)というもの。結婚式まで残された日数はわずか。果たして2人は無事に結婚式を挙げられるのであろうか。

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